[漫画] 青い鱗と砂の街 2巻:少女時代の終わりを告げる物語

2015/01/04Comic 漫画, 集英社

青い鱗と砂の街 2 (マーガレットコミックス)
小森 羊仔
青い鱗と砂の街 2

さくっと完結。

前巻でほのめかされていたさまざまな要素、そして今巻の序盤の展開から全作品を通してメルヘンあるいはファンタジーなのかと思いきや、タネを明かせば実はわりとリアルな面も散りばめられた物語だった。

街の大人たちが子供に隠している秘密に関してはたしかに非現実的だったけど、物語の中で時子が体験したできごとはどれも現実で、しかも少女が短期間で体験するには案外ヘビーな内容である。

とはいえ、絵柄のおかげでだいぶマイルドな仕上がりになっている。田舎体験がある人には自身の記憶や体験と重なるところがあるだろうし、田舎を知らない人には想像で思い描くようなノスタルジーにあふれているように思う。ちょっと不思議な、でも100%空想というわけでもない世界。けっして大団円ではないけれど、少女時代の終わりを告げる物語としてはスッとする読後感がある。

ということで、絵柄に抵抗がなければぜひ。個人的に小森羊仔作品はこれで2連続ヒットなので、今から次回作にも期待大だ。




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