ゼッタイ、ぜったい、好きな人。:販売コンセプト不明な単行本

2013/04/18Comic 漫画, 講談社

ゼッタイ、ぜったい、好きな人。 (講談社コミックス別冊フレンド)
熊岡 冬夕 森永 あい 清野 静流 桜井 まちこ 蒼井 まもる 和泉 みお あかり
4063418170

熊岡冬夕の名前に釣られて買ってしまったが…リサーチ不足だった。

いちおう複数の作家による短編集という体裁なのだけど、しょっぱなの熊岡冬夕の作品に見覚えが。確認したら『花君と恋する私』3巻に同じものが収録されていたという。

ひょっとして他の収録作もそれぞれの作家の作品からの抜粋(再録)なのだろうか。だとしたらこれって雑誌と何が違うの?ってことになるんだけど、実際のところどうなんだろう。

『キララの星』(森永あい)も番外編とあるし話も完結していないので、『花君と恋する私』と合わせてこの2本は現在連載中の作品の再録(または描き下ろし特別編)だとして、それ以外は新作読切と思っていいのかなぁ。作家陣を見ても必ずしも新人だけってわけでもなさそうだし、この単行本のコンセプトがいまいちわからん。恋愛もののオムニバスというコンセプトがあるとはいえ、少女漫画ならたいていはそのコンセプトに収まるわけだし。

いちおう書いておくと別に不満があるわけではなくて、どういう戦略に基づいてこういう単行本を出すことになったかを単純に知りたい。新規読者獲得が目的ならコンビニに置かれているようなソフトカバーのでもいいと思うし、恋愛ものの短編集であるなら全部新作読切のほうがいいだろうし…。

さて、そうした収録作品の出典やら出版サイドへの疑問はさておき、単純に作品を追っていくと『マニキュアブルー』(蒼井まもる)が一番面白かったかなぁ。メイン2人とそれ以外で人物作画に差がありすぎるのがちょっと、いやだいぶ気になるけど。

ともあれ、個人的には消化不良&他人にも積極的にオススメはできない一冊。この単行本の作家陣の中からのちのち作家買いするまでになるような人が出てくれるといいのだけど。



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