[漫画] ちーちゃんはちょっと足りない:序盤と結末で評価が一変する傑作

Comic 漫画, 秋田書店

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「このマンガがすごい!2015」オンナ編1位と聞いて購入。正直なぜオンナ編なのか謎だったけど、掲載誌がエレガンスイブだからなのだろう。

本作はタイトルにもあるちーちゃんと、ナツ、旭という友達3人組が中心となって綴られる物語。

で、このちーちゃん(中学2年生)というのがタイトルのとおり「ちょっと足りない」子で、彼女の意味不明な言動にナツと旭が絡む形で話は始まる。

正直この手の葉鍵系キャラ(このワードももはや過去のものだけど)は20年前にさんざん消費したので、最初は「またこういうヤツかー」と思いながら読み進めていたのだけど、中盤から話が一転。とあるできごとをきっかけに主人公はちーちゃんの友人、ナツにシフトしていく。

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それにともないそれまでギャグ要素が強かったストーリーも一転。それまで絵柄やキャラにミスリードさせられていたけど、実はかなり闇の深いお話になっている。このシフトチェンジとその内容に、人によってはかなりダメージを受けるだろう。

しかもこのお話、一見希望が見えたように思わせつつ、本質的な問題は何も解決しないまま結末を迎えてしまう。これもまた闇が深いというか、読んだ後に読者にいろいろ考えさせる作品になっているのだ。なるほど、これならオンナ編1位というのも納得がいく。

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個人的には藤岡というキャラのおかげでだいぶ救われたけど、読む人を選ぶというか、気軽に手を着けると予想外のダメージを受けるかもよ、そんな作品だった。それでもやはりオススメしたい作品ではあるので、機会があればぜひ。電書化済み&1巻完結なので手にも入れやすいしね。






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