海とドリトル 1巻:大学の研究室が舞台のコメディドラマ

Comic 漫画, 講談社

冒頭で『七つの海のティコ』の名前が出てきた時点でつかみはOK。ってかもう20年も前の作品か…。

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さて、『恋と病熱』とほぼ同時期に発売された本作。舞台は大学、海洋動物の研究室。

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主人公の七海(ななみ)は出だしこそ不思議ちゃんな雰囲気を漂わせていたけれど、実際はわりと常識人で空気も読める“出来る子”。このあたりの設定はやはり女性作家ならではの安心感というか、読み進めていく中でストレスが溜まらないのがいい。

と、主人公が常識人である一方、舞台が大学の研究室ということもあってか、周囲の人間は皆ひと癖ある連中ばかりで、キャラ立ちはバッチリ。というより、周囲がこんなだからこそ七海は比較的常識人な設定なんだろう。

ストーリーのほうは七海と周囲の人たちの関わりに加え、海洋動物(海鳥含む)の生態も描かれている。後者についてはあまり深くはないけども、そのぶん読み手は予備知識をほとんど要求されずにすむし(作中キャラによる解説もある)、深くないとは言っても取材はしっかりされているらしく説得力もある。

連載物の第1巻ということで物語としてはまだ導入段階だけど、七海と彼女を取り巻く人々のドラマがどう展開していくのか、純粋に続きが気になる。講談社なので電書化にも比較的前向きだし、紙版とのタイムラグが小さければ今後も気楽にフォローしていきたい。

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ちなみにあとがきによると磯谷氏はおかっぱ黒髪女子がお好みとのこと。よしファンになろう。






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