ジゼル・アラン 4巻:エリックは逃げ、ジゼルは追う

2013/10/22Comic 漫画, エンターブレイン

ジゼル・アラン 4 (ビームコミックス)
笠井スイ
ジゼル・アラン 4

1年4か月ぶりの第4巻。カバーとオビの配色が絶妙だ。

さて、エリックがいなくなっての今巻、最初の1話ではエリックへの慕情をほのめかせつつも、メインはサーカス一座での“何でも屋”としての新エピソード。そしてそこから再びエリックのお話と、1巻通しての流れがスムーズ。引きもいいところで終わっているし、第2幕の幕開けとしては好発進だと思う。

そして前巻の感想でも書いたけど、ジゼルが相変わらず表情豊かで魅力的。やはりキーポイントは黒い太眉だよなぁ。個人的には前髪パッツンのおかっぱヘアも好き。

というところで楽しく読めた一巻だけど、次巻はまた1年後とかになるのかしらん。今巻の引きでまた1年後というのはなんとも待ち遠しいけど、作品の雰囲気やこれまでの流れからして、ふたりが再会したところで一気にクライマックスに向かうことは考えにくいし、それよりも一歩ずつ着実に話を進めてくれることに期待しつつ、完結まで5~10年は待つ覚悟で。

それはそうと、本作の時代考証&風俗考証ってどれくらいの精度なんだろう。一見かなりしっかりしているように見えるけど、同誌には病的なまでの設定へのこだわりを見せる森薫作品があるせいか、本作にも高い水準を求めてしまうのは読者のわがままか。




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