[漫画] 彼女とカメラと彼女の季節 5巻:完結するもどこかモヤモヤする…

2016/09/25Comic 漫画, 講談社

完結。例によって電書版はかなり遅れての刊行。講談社の他編集部の動向を見るにやはりモーニングツー編集部はリソース状況が苦しいのか。

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さて、最終巻となる第5巻、尺的に考えるとこの展開&結末は悪くないと思うのだけど、どこか“綺麗すぎる”というか、あかりもユキも凛太郎も物わかりが良すぎるというか、諦めが良すぎるような気がするんだよなぁ。

凛太郎はユキとあかり、どちらに対してもほどほどの距離を保つことで“安全圏”を確保。作中のバランサーとしての役割は十二分に果たしたけど、一人の男として見た場合はどうなんだろうなあ、とちょっともやもやする。

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ユキは結局自身の想いが実らなかったことでいまだに自分の居場所を探しているような感じだし、どこか世捨て人のような感じがするというか、彼女自身の飄々としたところと相まって、終幕にいたっても人間としてはさほど成長がなかったような気がする。

そしてあかりはユキを抱いて一時的な幸福感は得られただろう。ただ、結局どこまでも自由人であるユキをそのまま受け入れることにしたとはいえ、あかり自身はもっとユキを束縛したかったのではないかと。

結局、この物語はここで完結なのではなく、むしろこの先3人がどんな人生を歩んでいくのかがもっとも面白いんだと思う。番外編の読切でもいいから、3人のもう少し先の姿が見てみたいなぁ。







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