きっと可愛い女の子だから:初々しい恋愛短編に心くすぐられる

2015/12/20Comic 漫画, 双葉社

発売直後から話題になっていたので紙版を購入。

同著者の『女の子が死ぬ話』も読んだけど、あっちはタイトル通り直球な内容と、テンプレどおりの展開に、なんだかフレームワークだけ見せられているような気がしてあまり高評価はつけられなかった。

一方、本書は多くの漫画では主役になりきれないタイプの女性を主人公に据えた恋愛オムニバス。個人的に短編集・オムニバスという形式が好きなのでそれだけで評価が一段上がるのだけど、形だけでなく内容も非常に良かった。

女性のタイプが地味メガネ女子、堅物女教師、恋愛奥手女子、ガングロJKと幅広いうえ、相手役の男子もさわやかイケメン(空気も読める)、若さゆえの無根拠な自信家、ガリ勉タイプの草食系男子などバラエティ豊か。これらのキャラがからんだらそりゃ面白い話にもなろうて。個人的には女教師のお話とガングロJKの話がお気に入り。

蛇足ながら本書の収録作、最新作は月刊アクション、それ以外はビッグガンガン連載だったのか(奥付より)。最近のスクエニ出版はあまりいい話を聞かないからちょっと気になるところではある。

そして本書のタイトル、どこかで聞き覚えがあるなぁと思ったら遠藤浩輝の短編集に同名の短編があった。向こうはすべてひらがな表記だけど、このタイトルってどこかにオリジナルがあるのかしらね。







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