[雑誌] 月刊アフタヌーン2013年4月号:『BUTTER!!!』完結

2013/05/04Comic 漫画, 講談社

月刊 アフタヌーン 2013年 04月号 [雑誌]
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今月号は盛りだくさん過ぎて鼻血が出そうだ。

なにはともあれまずは『BUTTER!!!』、完結である。

できれば全員卒業するまでの物語を見たかったけど、そうすると『おお振り』のひぐちアサ氏のように他作品を手がける余裕がなくなってしまうからなー。やはりヤマシタトモコ氏はやいろいろな物語を多作してくれたほうが読み手としては嬉しいので、ここで区切ってしまうのはある意味正解なんだろう。

とはいえ、最後の最後で早川の本音が出ちゃったり、宇塚・市田の大人組の格好いいセリフとか、最終話にしてもっと続きが読みたくなる展開が卑怯すぎる。10ページ以上あるという描き下ろしで登場人物たちのその後を少しでも見られることを願いつつ、単行本の最終巻を待つことにしよう。

一方、イチオシの『今日のユイコさん』は単行本発売前の2本立て。

それだけで十分嬉しいのだけど…なんだか今回掲載話は絵がだいぶ巧くなっている気がする。毎回ページ数少なめとはいえ、連載を重ねて描き慣れてきたのだろうか。とりわけ単行本告知ページに使われているカット(おそらく2巻カバー絵だろう)が可愛すぎる。これは来月の単行本が今から楽しみだ…。

そしてさらに今月号は新連載が3本同時スタート。

赤名修の『タナトスの使者』は『勇午』よろしくまた渋いところを突いてきていたり、同じく新連載の『ほしにねがいを』(中川貴賀)が意外と面白くなりそうだったりと期待は高まるけど、注目はやはり『思春期シンドローム』(赤星トモ)である。

出だしを読んだときは「まさかストーリーものに路線変更か?」と一瞬不安がよぎったけど、実際は四季大賞のときと同じくショートエピソード群からなる構成でひと安心。この構成も本作の大きな魅力のひとつだしね。そして冒頭に出てきた男性教師はそれらのショートエピソード群を束ねる横串になっていて、お話全体を束ねる役割を果たしている。これは連載のためのアイディアだろうけど、バッチリ機能していると思う。個別のエピソードはどれも面白いし、次回も楽しみというか早くも単行本購入決定だ。

今月号は他の連載陣も軒並み面白くて、本当はそのへんもいちいち感想を書きたいのだけど割愛。…うーむ、毎回言ってるけど本当にこの雑誌は良作が途切れないよなー。



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