[漫画] おおきく振りかぶって 22巻:秋丸くん覚醒の巻

2015/01/10Comic 漫画, 講談社

おおきく振りかぶって(22) (アフタヌーンKC)
ひぐち アサ
おおきく振りかぶって 22

1年目秋季大会の続き。そして2012年連載ぶんがようやくすべて収録。それでもまだ1年近い開きがあるのか…。

さて、西浦VS武蔵野第一線、自覚はまだ薄いながらも秋丸くんがようやく捕手らしい働きを見せつつある。しかしこの半ば無自覚な感じがなんだか妙に落ち着かない。

秋丸くんが榛名の相棒としてめきめき頭角を現していくか、あるいは逆に最後まで中途半端なまま高校野球の舞台から降りていくか、現時点だとどっちの可能性もあるからなぁ。普通の少年漫画なら前者のパターンだけど、『ヤサシイワタシ』のひぐちアサだからなぁ。本作品に限っても美丞の倉田みたいなキャラもいたわけで。まぁぶっちゃけ個人的には後者の展開のほうが好みなので、秋丸くんが高校野球の“影”の側を担当するキャラになることを期待している。

その他では花井が榛名からホームランを打ったことも注目ポイント。これは単に一試合のエピソード、花井の見せ場というだけでなく、キャラクターどうしの今後の関係にも影響をおよぼす出来事だと思う。田島との関係はもちろんだけど、西浦ナイン内での立ち位置や対外的な部分でもこのエピソードは活きてくるんじゃなかろうか。

さらに単行本描き下ろしとしては巻末おまけの栄口くんエピソードと、カバー下・表1&表4の三橋両親エピソードも。こういう本編で描かれない要素が読めるのは単純に嬉しいし、この作品の場合おまけエピソードに後付け感がほとんどないのもいい感じ。本編中でのキャラの立ち居振る舞いはこういう過去や舞台裏があるからなんだなぁ、と違和感なく受け入れられるというか。このへんも他にあまたあるスポ根野球漫画と一線を画すところだと思う。

さて、次巻は対武蔵野第一戦のラストまでかな? 例の人にも早いところ登場願いたいけど…。




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