好きっていいなよ。 12巻:大和がすっかり残念なイケメンに…

2014/05/24Comic 漫画, 講談社

好きっていいなよ。(12)
葉月かなえ
好きっていいなよ。 12

BOOK☆WALKERで購入。こっちは紙と同日なのに、本書と同じ発売日&同じ出版社の『たいようのいえ』10巻はamazonでも電書化されていない。映画公開に向けてプッシュ体勢に入っているからかしらね。

好きっていいなよ。12巻 SS01

さて今巻、前巻で登場した蓮・凛の兄妹をメインキャラと絡ませつつ、以降の展開への仕込みがメイン。凛は海&北川さんと、蓮は大和&めいとバランスもよい。

蓮のほうは思春期特有の斜に構えた感じとか厭世観とか、女性よりも男性読者に心当たりがありそうなエピソード。ちょっと駆け足なところもあったけど、サブキャラなのでこれくらいの物足りなさのほうがよいのかも。

一方の凛のほうは今まさに盛り上がり中で、ここから北川さんも含めてどうこじれていくのかが見ものかなぁ。北川さんはややネガティブモードに入っているので、ここで海が近づいても拒絶しそうだし。

そして今巻の大和はなんだか非常に残念なイケメンに。思いつきでカメラマンになりたい、とか言い出してしまうのはある意味リアルな高校生っぽくもあるけれど、なんだかとても頭が悪い印象を受ける。少女漫画の男性メインキャラとしてそれでいいのかと。もっとも、今回は大和自身も自分の不安定さを自覚したので、ここからどう立て直していくのかが今後の見どころだろうか。

いずれにせよ、この作品は全体的にネガティブ要素が強いというか、痛々しいと言っていいほどの青臭さがウリだと思っているので(作者あとがきも含む)、今後もこの路線で突き進んでいただきたい。

しかし、大人からするとこの痛々しさを過去のものとして客観視できるけど、まさに作中キャラと同じ年代の若人たちはキャラに同調して身悶えしたりするのかしらね。これが若さか…。



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