[漫画感想] 今日のユイコさん 1巻:これはいいツンデレですね

2017/06/02Comic 漫画, 講談社

今日のユイコさん
秀河 憲伸
B00AF5PJHO

単行本発売がここまで待ち遠しかった作品が近年あっただろうか、と思うくらい待望の第1巻。

ということで、生真面目ツンデレ優等生・ユイコさんと平凡な男子高校生・多田野くんがイチャコラするだけの青春ショートラブコメ『今日のユイコさん』。

作者の秀河憲伸氏は四季賞受賞作『ONE HAND SHOOT』のときから読んでいるし、もちろん本作も連載を1話からずっと追っているけど、こうして単行本でまとめて読み直すとあらためてニヤニヤさせられっぱなしである。

登場人物&舞台設定は本当に少ない&せまいうえ、お話の展開はもはや古典芸能クラスのテンプレっぷり。だがそれがいいというか、展開の大半をテンプレ化していることで各話ごとのわずかな差異が逆に光るというか。

数少ない登場人物も、主役ふたりは言うまでもないけど、彼らを取り巻くサブキャラもいい味出しているんだよなぁ。人数が少ないぶん、出番が少なくても一人一人のキャラが立つというか。個人的にはやはり特に茶山さんとユイコ姉が好きだ。ていうか茶山さんのほうがユイコ姉より登場は後だったんだなぁ。

…とまぁ理屈っぽく語ってみたけども、ぶっちゃけ「ユイコさんマジカワイイ」ですべて片付いてしまうんだけどな!

そんなわけで元々ファンだった身としては感慨深い一冊ではあるけども、惜しむらくは10話までしか収録されていないことと、デビュー作『ONE HAND SHOOT』が収録されていないこと。

単行本発売前に一挙2話掲載を続けたり、『good! アフタヌーン』に出張していたりしたので、てっきりページ数が足りないのかと思っていたけど(実際ページ数は他の単行本に比べて少なめ)、あくまで宣伝のためで帳尻合わせではなかったのだな。12話のラストとか悶絶ものなんだけど、今巻の10話まででお話的には区切りがいいので初見の人にも優しい作りではあると思う。

『ONE HAND SHOOT』はキャラ造詣の面で『ユイコさん』のプロトタイプと言える作品で、これまた初見の人にはぜひ読んでもらいたいのだけど、次巻も売れる自信があるからあえて収録しなかったのだ、と前向きに捉えることにしたい。

ともあれ、個人的には声を大にしてオススメしたい作品。続刊を心待ちにしつつ、ことあるごとに『ユイコさん』好きをアピっていきたい。





PAGE TOP