[映画] 『ガラスの花と壊す世界』:お手盛り感の強い劇場アニメ

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本日(1/9)より公開の劇場オリジナルアニメーション。自分は昨年末の試写会で鑑賞。本作はポニーキャニオンのアニメ化大賞で大賞を受賞した応募作品をアニメ映像化したものだそうな。


ストーリーは公式サイトを見てもらうとして、「電脳空間」「アンチウィルスプログラム」「環境管理プログラム」というキーワードで内容に大体の想像は付くかと。そして実際そのとおりである。

本編は67分と短く、さらに世界設定の説明にもある程度の尺を割いているため、正直物足りなさは否めない。このへんは受賞作品そのもののボリュームやら製作予算やらのせいなんだろうけど、ぶっちゃけ観客にはそんなの知ったことではないしなぁ。

キャストは種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣といった人気どころに、メインヒロイン役として花守ゆみり。花守みゆりはまだ新人だけども、声質的には茅野愛衣とやや被っている感が。それはともかく、本編の物足りなさ(尺・ストーリー・演出のすべてにおいて)もあってキャスト目当てで観に行くのもあまりオススメできない。

正直なところ、この「アニメ化大賞」自体、ポニーキャニオンとA-1 Picturesのお手盛り企画の印象が強い(花守ゆみりも出自はポニーキャニオン主催のオーディションだ)。

飽和するTVアニメの放送本数、オリジナル原作の不足、DVD・BD販売による製作費回収モデルの弱体化、その他もろもろを打破するために企画募集から劇場公開まで手がけるのはそれはそれで大変だろうし評価もできるけれども、その成果がこれとなると、アニメ業界の構造改革は前途多難だなぁと。

年明け一発目&久々の更新にしてはあまり楽しくない内容になってしまったけども、個人的にはオリジナル原作の劇場アニメが増えることはいいことだと思っているので、本作の成否に関わらず今後も似たようなプロジェクトが続いて欲しいところ。とりあえず今年に関しては新海誠の『君の名は。』 に期待かしらね…。







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