[映画] 『心が叫びたがってるんだ。』:萌えアニメじゃねーか!

2016/03/14Movie 映画, アニメ


10月1日の映画サービスデーに鑑賞。もっともレイトショー鑑賞だったのでサービスデーの恩恵はなかったけれども。

さて本作は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)のスタッフが再集結して製作された劇場用オリジナル長編アニメーションである。

公開前のプロモーションでは「あの花」との各種コラボを展開したりと、とにかく「あの花」のネームバリューを最大限活かそうとしていたけど、実際の作品もちゃんと「あの花」の名前に引かれた人たちにも応える内容になっている。

具体的には「等身大の高校生が抱えていそうな甘酸っぱい&ほろ苦いエピソードの数々を、“玉子”というファンタジー要素でくるんでマイルドに仕上げたストーリー」で、基本的に「あの花」とフォーマットは同じである。

ただ、「あの花」の場合はめんまの存在が主要人物全員で共有されているのに対し、本作「ここさけ。」では“玉子”という存在がヒロイン・成瀬順ひとりだけのものであるところが異なっている(“玉子”の存在は坂上拓実にも一部共有されるけども)。

実際の感想としては、構成も2時間という枠の中できれいにまとめられているし、笑いどころ・泣きどころのバランスも良いしと、「あの花」で引かれた人にとっては期待通り、そうでない人にとっても十分面白い作品だと思った。

その一方で問題というか予想外だったのは、ヒロイン・成瀬順の萌えキャラっぷりである。

成瀬順はそのビジュアルや挙動に加え、「失声症ながら声がかわいい」という属性を持っており、これが水瀬いのりの声にピタリとハマっている。本作では他に内山昂輝や細谷佳正、さらには吉田羊といった、アニメアニメしてない演技をするキャストが揃っていることもあり(おそらくそういう演技指導もあったのだろう)、その対比でも彼女の魅力は増幅されている。

観に行ったこっちとしては「あの花。」と同じようなものを求めていたのに、そして実際それは叶えられているのに、それ以上に萌え要素を見せつけられて「悔しい…でも萌えちゃう!」と感じである(クリムゾン感)。そして症状が悪化するとこうなる

個人的に最大の萌えシーンは「坂上拓海…」のセリフのところだと思っている(水瀬いのりの演技も素晴らしい)。この作品を機に水瀬いのりの代表作が例の紐の人からこっちに移るといいなぁ。

他にも絶賛したいところは多々あるけど、劇場に足を運ぶかどうかはともかく、BD&DVD発売&レンタル開始後でもいいので一度は見ておいて損はない作品だと思う。

蛇足ながら、エンディング曲を乃木坂46が歌っていることについて不満な向きもあるようだけど、ニュートラルな視点で見れば作品に合っていないわけではないし、洋画でよくある「吹替キャストに芸能人を起用する」のと同じく、プロモーション戦略の一環と思えば納得はできる。まぁこれで秋元康がまた肥え太るのかと思うとちょっとアレな気分にならないこともないけども。






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