【更新あり】Valve、新VRヘッドセット「Steam Frame」を正式発表。2026年初頭出荷&日本でも販売予定

VALVE INDEXから6年ぶり、ストリーミングを前提としたVRヘッドセット

ゲームプラットフォーム「STEAM」の運営で知られるValveは現地時間2025年11月12日、新型VRヘッドセット「Steam Frame」を発表した。2026年初頭出荷予定で、日本も販売対象地域に含まれる。価格は現時点では未発表。

2026年2月4日、ValveはSteam Frame / Steam Machineの発売時期変更に関するアナウンスを発表。

2026年3月7日、Steam Frame / Steam Machineの発売時期変更に関するアナウンスが更新。

Valveの新製品発表動画。Steam Frameの紹介は3分25秒あたりから

Steam Frame 製品スペック

Valveの新型VRヘッドセット「Steam Frame」

現時点で判明しているSteam Frameのスペックは以下のとおり。

Steam Frame
SoCSnapdragon 8 Gen 3
OSSteamOS
ディスプレイ解像度4320×4320px(片眼2160×2160)、LCD×2
リフレッシュレート(Hz)72〜120 Hz(試験的に144 Hzモードあり)
レンズ(光学系)パンケーキレンズ
視野角水平110° / 垂直110°
瞳孔間距離(IPD)調整60㎜~70㎜(手動ダイヤル調整)
レンズ位置調整(確認中)
RAM16GB
ストレージ256GB / 1TB
※microSDカードスロットあり(最大2TB)
コントローラーSteam Frame Controllers (指検知センサー搭載)
重量・ 本体約440g(バッテリー・ストラップ含む)
・ コア部:約185g
バッテリー駆動時間(未公開)
接続端子USB-C
ヘッドトラッキング方式インサイドアウト
コントローラートラッキング方式ヘッドセット内蔵カメラによるトラッキング
入力方式コントローラー/ゲームパッド(Bluetooth接続)
アイトラッキング
フェイストラッキング×
深度センサー×
パススルー機能モノクロ
内蔵カメラ・ 外向き4基
・ 内向き2基(アイトラッキング)
内蔵マイク
内蔵スピーカーステレオ
ネットワーク・ Wi-Fi 6E(ヘッドセット⇔PCストリーミング専用)
・ Wi-Fi 2.4 GHz / 5 GHz(一般接続)
・ Bluetooth 5.3(周辺機器接続・オーディオ対応)
拡張性MIPI 2.5 Gbps+PCI Express 4.0 x1拡張ポート
価格未定

参考までに、Meta Quest 3/3Sとのスペック比較はこちら。

Steam Frame / Quest 3 / Quest 3S スペック比較 Steam Frame / Meta Quest 3 / Meta Quest 3S スペック比較

Steam Frameの特徴

ベースステーション不要のスタンドアロン型VRヘッドセット

現行機のVALVE INDEXは有線接続のPC VRヘッドセットで、利用にはHTC VIVEのベースステーション(SteamVR Base Station)が必要(アウトサイドイントラッキング)。

一方、Steam Frameはスタンドアロン型VRヘッドセットで、Steam Frame単体、PCとのワイヤレス接続のどちらでもプレイすることができる。

PCとワイヤレス接続可能なUSBドングルを同梱

Steam FrameにはWi-Fi 6E対応の専用ドングルが同梱。ヘッドセットとPCをワイヤレス接続し、高速&安定したゲームストリーミングを実現する。

一方、ヘッドセット⇔PC間のワイヤレス接続とは独立して、通常のインターネット接続には2.4GHz / 5GHz帯のWi-Fiネットワークも利用可能だ。

SteamのVR / 非VR両タイトルがプレイ可能

Steam FrameはSteamOSを採用しており、Steam上にあるVR・非VRどちらのタイトルもプレイ可能。

ただし、Steam Frameに搭載されているSoC「Snapdragon 8 Gen 3」では処理が追いつかないゲームもあるため、その場合はより高性能なPCと接続して、ワイヤレスストリーミングでプレイすることになる。

なお、Steam Frame単体でプレイ可能なゲームタイトルにはストアやライブラリにSteam Frame対応を示すアイコンが表示されるようになる予定だ。

その他、Steam Frameでは互換性レイヤー「Proton」を介して、LinuxやWindowsアプリを実行することもできる。

フォービエイテッド・レンダリング機能搭載

Steam Frameはアイトラッキング用の内向きカメラを各目に1基ずつ搭載。ユーザーが見ているところだけを高画質で描画する「フォービエイテッド・レンダリング(Foveated Rendering)」により、効率的な通信とレンダリングを可能にする。

機能拡張可能なコアモジュール設計

Staem Frameのコアモジュールには機能拡張用のポートが用意されており、例えばカラーカメラや深度センサー、フェイストラッキングモジュールなどを増設することも可能。

ただしValve自身では増設モジュールの開発はしていないため、実現にはサードパーティ製品の登場が待たれる。

「Steam Frame対応タイトル」の条件は?

【2026/3/12追記】 VALVE社は2026年3月に開催されたGDC 2026において、Steam Frameで動作するゲームタイトルを「Steam Frame対応」と認証する条件を明らかにした(認証されたタイトルには対応を示すアイコンが表示される)。

認証を受けるための条件として、VALVEは以下の条件を挙げている。

  • Steam Frame単体でプレイできること
  • Steam Frameコントローラーでのプレイに完全対応していること
  • 最低90fpsのフレームレート(VRゲームの場合。2Dゲームの場合は30fps)
  • 読みやすい(legible)なUIであること

VALVE INDEXは公式に生産終了

Valveはメディアに対し、現行機「VALVE INDEX」の製造終了を語った。これにより、Steam Frameが事実上VALVE INDEX後継機のポジションを確保したことになる。

Steam Frameは日本でも購入可能

日本におけるSteam Frameの販売は、VALVE INDEXでも販売代理店を務めたKOMODOが担当する。

KOMODOのサイトもすでに更新済みで、今回合わせて発表された「Steam Machine」「Steam Controller」とともに掲載されている。製品の予約はまだできないが、ウィッシュリストへの登録が可能となっている。


(参考: Valve KOMODO