RayNeo、AIスマートグラス「RayNeo iO」を日本で予約販売開始。重量約33g、AI翻訳や文字起こしに対応

アイキャッチ:RayNeo、AIスマートグラス「RayNeo iO」を日本で予約開始

RayNeoは2026年9月4日、AIスマートグラス「RayNeo iO Smart Glasses」の日本国内向け予約販売を開始する。販売開始は同日16時より。通常価格8万9000円、発売記念価格は8万円となっている。

同製品は約33gのメガネ型フレームに両眼MicroLEDディスプレイを搭載し、AIアシスタント・AI翻訳・録音&文字起こし&要約・スマートフォン通知・AIテレプロンプターなどを利用できるのが特徴だ。

約33gのメガネ型に両眼MicroLEDディスプレイ

RayNeo iO:ディスプレイ表示イメージ

RayNeo iOは、クラウンパント型のフレームを採用したAIスマートグラス。フロントフレームにはAZ91Dマグネシウム・アルミニウム合金、テンプルには航空宇宙グレードのチタン合金を使用。AIディスプレイや各種センサーを搭載しながら、重量を約33gに抑えている。

表示には両眼MicroLEDディスプレイ+回折光導波路を採用。Firefly光学エンジン「Nano」とBlue Lake光導波路を組み合わせ、周囲の景色を見ながら通知や翻訳、AIからの回答などを確認できる。視野角は23.5度で、表示色はモノクログリーンとなっている。

AIアシスタントにGemini、ChatGPT、Claudeなども対応

RayNeo iOでは、独自の「RayNeo AI」に加えて、Gemini、ChatGPT、Claude、DeepSeekなど複数のAIサービスから用途に応じてモデルを選択できる。

「リアルタイムAIアシスト」では会話をリアルタイムに認識・分析し、会話中に生じた質問への回答をグラス上に表示する。

さらに、会議後に重要なタスクを抽出し、カレンダーへの追加を提案する「RayNeo Suggestions」も搭載。単に質問へ回答するだけでなく、会話の内容から次の行動を支援することを狙っている。

なお、一部AIモデルの利用には有料プランが必要。対応するAIサービスや機能、料金、提供時期は地域やプランによって異なる。

55言語の翻訳、112言語の音声認識に対応

翻訳機能は55言語に対応する。相手の発言を認識して翻訳結果をグラスの視界内に表示でき、スマートフォンと組み合わせることで双方向のコミュニケーションにも対応する。

録音・文字起こし機能では、4マイクアレイと骨伝導センサーを利用。Smart Crownを押すと録音を開始でき、録音した内容は文字起こしやAI要約に利用可能だ。

音声認識・文字起こしは112言語に対応し、複数の話者を識別しながら会議の要点やアクションリストを整理できる。また、重要な発言やアイデアがあった箇所を録音中にハイライトする機能も用意されている。

RayNeo iO:翻訳テキスト表示イメージ
会話を認識し、翻訳結果を視界内に表示(※画面表示はイメージ)

「終日AI記録」で会話やアイデアを検索

「終日AI記録」を有効にすると、1日の会話やアイデアから生成されたテキスト記録を整理し、重要な出来事やタスクをまとめたデイリーサマリーを作成できる。さらに「ASK AI」を使えば、「今日の会議で決まったことは?」といった質問から過去の記録を検索することも可能だ。

連続録音時間は最大18時間。ただし、この機能では元の音声データは保存せず、会話から生成されたテキスト記録のみを保存するとしている。

AIテレプロンプターやスマートフォン通知にも対応

スマートフォンと連携すると、選択したアプリの通知をグラス上に表示可能。メッセージやスケジュールを確認するためにスマホを取り出す頻度を減らすことができる。

また、AIテレプロンプターも搭載。スピーチ原稿やプレゼン資料を視界内に表示し、話している位置を認識して自動スクロールする。プレゼンテーションや動画撮影の際に原稿へ視線を落とす必要を減らし、相手とのアイコンタクトを維持しやすくする機能だ。

Smart Crown、音声、頭部ジェスチャーで操作

操作方法は「Smart Crown(スマートクラウン)」「音声操作」「頭部ジェスチャー」の3種類を用意。

本体側面のSmart Crownは、腕時計のリューズのように回転・クリックして操作する。画面の移動や機能選択、AIアシスタントの起動などを指先で行える。また、音声操作に加えて、うなずきや首を横に振る動作にも対応するため、状況に応じて操作方法を使い分けられる。

RayNeo iO:製品イメージ

約48時間の標準使用、カメラとスピーカーは非搭載

主な製品スペックは以下のとおり。

注目したいのは、カメラとスピーカーを搭載していない点だ。カメラ撮影や音声を耳元から再生する一般的なスマートグラスとは異なり、RayNeo iOは「視界への情報表示」と「AIによる認識・処理」を中心にした製品設計となっている。

仕様
重量約33g
ディスプレイ両眼MicroLED+回折光導波路
視野角23.5度
光学エンジンFirefly光学エンジン「Nano」
光導波路Blue Lake
操作Smart Crown、音声、頭部ジェスチャー
マイク4マイクアレイ、骨伝導センサー
通信Bluetooth 5.4
バッテリー240mAh
標準使用時間約48時間
連続翻訳最大6.2時間
連続録音最大18時間
防塵・防滴IP54準拠
カメラ非搭載
スピーカー非搭載
対応OSiOS/Android

プライバシーにも配慮

AIスマートグラスでは、周囲の会話を扱う録音・文字起こし機能のプライバシーが重要になる。

RayNeoは「Privacy by Design」の考え方を掲げ、マイクを使用する機能が有効になるとテンプル先端の白色インジケーターが点灯する仕組みを採用。また、保存された履歴データやプロフィール情報をユーザー自身が確認し、修正・削除できるとしている。

録音・記録機能を利用する際は、地域の法令を確認し、必要に応じて会話相手の同意を得る必要がある。

価格は8万9000円。発売記念として8万円で提供

日本での販売価格は以下のとおり。カラーは「デューン(ゴールド)」と「ポーラーナイト(ダークグレー)」の2種類を用意する。

RayNeo iO:Dune/ゴールド
Dune/ゴールド
RayNeo iO:Polar Night/ダークグレー
Polar Night/ダークグレー

また、別売の「RayNeo iO専用充電ケース」も用意。2000mAhのバッテリーを内蔵し、iO Smart Glassesを最大5回充電できる(充電可能回数は、使用環境やバッテリーの状態などによって異なる)。

RayNeo iO専用充電ケース(別売)
RayNeo iO専用充電ケース

筆者の見解

8月下旬に発表されていたRayNeo iO(とRayNeo GT/GT Max)の国内発売が正式発表となりました。

カメラとスピーカーが非搭載なのはかなり割り切った設計ですが、そのぶん軽量化に成功しています。また、昨今議論となっているプライバシー問題を最初から除外できる点も人によっては大きなメリットでしょう(マイクによる録音はありますが)。

また、価格も競合製品と比べて十分競争力のあるものになっており、RayNeoのブランドと合わせて期待度は高いです。

一点気になるのは、視力補正に関する情報がないこと。これに関しては続報を待ちたいところです。


(出典:PR Times