【考察】ホロライブのEN・ID・DEV_IS統合、ファンは何を不安視しているのか?

アイキャッチ:ホロライブがEN・ID・DEV_ISを統合
(画像出典:10周年カウントダウン特設サイト

View this article in English

2026年9月7日、VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」を運営するカバーが、10周年に向けた「プロダクションリニューアル」を発表しました。

10周年カウントダウン特設サイトの開設、ロゴの刷新、新配信アプリ「hololive raku」、初のTVアニメ企画、そして待望の新ユニット始動など、多数の施策が発表された今回のリニューアル。

そのなかでも特に大きな反響を呼んでいるのが、これまで地域やグループを軸に展開してきたhololive English、hololive Indonesia、hololive DEV_IS、そしてhololive(日本)を、ひとつの「hololive」として展開するという方針です。

これについてカバーは、地域やグループの垣根を越えてタレント同士が交流し、「これまで以上にオープンでグローバルなコンテンツ」を生み出すことが狙いであると説明しています

一方、発表直後からファンの間では、「ENやIDという名前がなくなるのは寂しい」「日本中心の運営にならないか」「過去のにじさんじID・KR統合と同じようなことにならないか」といった不安や批判も広がりました。

本記事では、カバーが公式に発表した事実、そこから生じているファンの懸念、そして現時点では確認できない推測を分けて整理します。

もくじ 開く

目次へ

【事実】ホロライブの「EN・ID・DEV_IS統合」で何が変わるのか

まず、カバーが発表した内容を確認します。今回発表されたのは、地域・グループを軸にしたブランド構成の変更です。これまでホロライブでは、

  • hololive (※区別のためにファンからは「hololive JP」と呼ばれることも)
  • hololive Indonesia(ID)
  • hololive English(EN)
  • hololive DEV_IS

などのブランドが展開されてきました。カバーは今回、それらを地域やグループの垣根を越えて、ひとつの「hololive」として展開すると発表しました。

一方、現時点の公式発表で確認できないのは、次のような変更です。

  • EN・IDタレントの活動終了
  • EN・IDタレントの日本移住促進
  • 英語・インドネシア語配信の縮小
  • 日本語配信の強制(JPメンバーには英語配信の強制)
  • 海外事業の縮小(海外スタッフ削減・拠点閉鎖など)

つまり、現時点で確実に言えるのはブランドが統合されるということだけです。

逆に、「統合後にタレントの活動内容がどう変わるのか」については、今後を見なければわかりません。

【事実】カバーが説明する統合の目的は「地域の垣根を越える」こと

カバーが今回の施策で明確に説明している目的は、地域やグループの境界をなくし、より自由な交流やグローバルなコンテンツ制作につなげることです。

公式発表では、世界中のタレントが地域にとらわれず交流することで、新たなコンテンツやエンターテインメントを生み出し、世界中のファンとのつながりを広げる方針が示されています。

これは従来の「地域別ブランド」から、より大きな「世界共通のhololiveブランド」へ移行する考え方といえます。

【分析】「地域」より「言語・コンテンツ」を重視する形になる可能性

今回の発表から考えられるのが、地域ではなく、どの言語のファンにどのコンテンツを届けるかを重視する方向です。たとえば今後、

  • JPタレントが英語圏向けの企画に参加する
  • ENタレントが日本語圏向けの番組に出演する
  • IDタレントがJP・EN向けの企画に参加する

といった展開は、従来より行いやすくなる可能性があります。

ただし、これは現時点では推測・見通しです。「地域の垣根を越える」という公式方針から考えれば合理的な方向ではあるものの、具体的な運用までカバーが発表したわけではありません。

と言いつつ、直近では白上フブキ主催の「第1回ポカジャン王決定戦 hololive Dreams」、獅白ぼたん主催の「hololive Dreams チーム対抗 リズム&チェイス!」など、JP・EN・ID共演イベントが立て続けに開催(予定)されるなど、今回の発表が単なる構想にとどまっていないのはよい傾向だと思われます。

【事実】hololive DEV_ISも「hololive」へ統合

今回の統合対象には、海外ブランドだけでなくhololive DEV_IS(ホロライブ デバイス)も含まれます。

hololive DEV_ISは2023年に設立され、従来のhololive、hololive Indonesia、hololive Englishとは異なる「姉妹グループ」として、新しい挑戦を行うブランドと説明されていました

今回の発表により、そのDEV_ISも「hololive」に統合されます。それは事実ですが、「DEV_ISの構想が失敗したため統合された」とする公式説明はありません。

つまり「DEV_ISが約3年で一区切りを迎えた」と見ることはできますが、「失敗だった」「期待する成果を挙げられなかった」といった言説は分析・解釈の問題です(少なくとも現時点では)。

【反応】なぜファンは今回の統合を不安視しているのか

ここからは、公式発表ではなく、ファン側の反応を見ていきます。

ネット上では、今回の統合について大きく分けて「ブランドのアイデンティティ」「日本中心化」「過去の運営への不信」という3つの懸念が見られます。

【ファンの懸念】EN・IDは単なるブランド名ではない

ファンにとってhololive ENやhololiveIDは、プロダクションの組織図にある区分以上の意味を持っています。それぞれのブランドには、

  • 共通言語
  • 地域文化
  • デビュー世代
  • タレント同士の関係性
  • ファンコミュニティ
  • 独自のイベントや企画

などが積み重なっています。

そのため、会社側からは「ブランド構成の変更」であっても、ファン側から見ると「自分たちが応援してきたコミュニティの名前がなくなる」と受け止められることがあります。

特にhololive Englishでは、初期メンバーのデビュー6周年直前の時期と今回の発表が重なったことも複雑な感情を生む一因になりました。(※1)。

発表後には小鳥遊キアラ(Takanashi Kiara)クレイジー・オリー(Kureiji Ollie)らがSNS上で戸惑いや寂しさを吐露し、その投稿が海外コミュニティでも広く共有されています。

ただ注意したいのは、タレントがhololive EN・hololive IDというブランドの消失を惜しむことと、統合そのものに反対することは同じではないということです。タレント本人の発言をもとに、経営方針への反対まで断定するべきではないでしょう。

※1:実はhololive DEV_ISも3周年を迎えた直後だった

【ファンの懸念】「日本中心になるのではないか」

海外ファンの間では、今回の統合によって最終的にJP中心の運営になるのではないか、という不安も見られます。たとえば、

  • EN・ID独自企画が減る
  • 海外イベントが減る
  • 日本向け案件が優先される
  • 海外在住タレントが不利になる
  • ENメンバーに日本語対応を求めるようになる

といった可能性です。

ただし、これらは現在確認されている事実ではありません。カバーは今回、hololive EN・hololive IDの活動縮小や日本語化を発表していません。したがって、「統合=JP化」とするのは現時点では単なる推測です。

【ファンの反応】「にじさんじID・KR統合」の前例が不安を強めている

今回の議論で繰り返し引き合いに出されているのが、2022年のNIJISANJI ID・NIJISANJI KR統合です。

ANYCOLORは2022年2月、NIJISANJI IDとNIJISANJI KRを「にじさんじ」に統合すると発表しました。その理由として、より強固で効率的なサポート体制を構築することを挙げています。

この前例を知るファンからは、「ホロライブでもEN・IDというブランドがなくなれば、いずれ独自性も失われるのではないか」という懸念が出ています。

ただし、にじさんじとホロライブが同じ経過をたどると断定することはできません。

2022年のにじさんじの統合ではENは対象外でした。一方、今回のホロライブではhololive ENとhololive IDだけでなく、国内のDEV_ISまでが統合対象です。また、今回のカバーでは「海外部門の整理」を理由にしてもいません。

にじさんじの前例は「ファンがなぜ不安になるのか」を説明する材料にはなりますが、「ホロライブでも同じ結果になる」という証拠ではありません。

【事実】カバー自身の過去の運営問題も不安の背景にある

今回の統合そのものと直接結びつくわけではありませんが、カバーが過去に経験した運営上の問題から「会社の説明をそのまま信じてよいのか」と慎重になるファンがいることは、今回の反応を理解するうえで重要です。

【事実】ゲーム配信を巡る権利問題

2020年にはゲーム配信を巡って必要な権利処理が十分ではなかったことが問題化し、カバーが謝罪・対応しました。

また、規模や内容は異なりますが、2025年にも似たような問題が発生しています。

現在のホロライブの運営体制と当時を同一視することはできませんが、ホロライブが急拡大する過程で、権利や運営面の問題が起きたことはいまだに一部のファンの記憶に残っています。

【事実】下請法違反

2024年には、公正取引委員会(公取委)がカバーに対して下請法違反で勧告を出すという事案がありました。

公取委によれば、カバーはイラストや2D・3Dモデルなどの制作を委託した下請事業者23名に対し、合計243回の無償のやり直しをさせていました。また、支払い遅延についても問題が指摘されています(※2)。

※2:カバーは「事業の急速な拡大によって取引先とのやり取りに抜け漏れや遅延が生じた」と説明している

【分析】過去の問題が「今回は大丈夫なのか」という不安につながる可能性

ここは分析ですが、下請法違反の原因についてカバー自身が「急速な事業拡大」を挙げていることを考えると、ファンの一部が今回の大規模なブランド再編について、

「ブランド統合という大変更もそうだが、、それを運営が本当に実行できるのか」

と懸念するのは理解できます。が、「過去に運営上の問題があったから今回も失敗する」とまでは言えないでしょう。

【事実】タレントの相次ぐ卒業

近年のホロライブでは、タレントの卒業(活動終了)が相次ぎました。

卒業理由はタレントごとに異なるため、その原因を一律に運営側に帰するのは適切ではありません。とはいえ、一部の卒業や活動終了を巡っては、ファンからマネジメントのあり方を疑問視する声が出たケースもありました。

その結果として、「カバーの運営に対する警戒心を完全には解くことができない」というファン心理が生まれているのも事実でしょう。

【事実】ホロスターズのサポート縮小

2026年4月から5月にかけて、ホロライブプロダクションの男性VTuberグループ「ホロスターズ」(日本)の運営体制変更(≒事業縮小)が発表されました。それを受け、結果的に6名のタレントが卒業しています。

ホロスターズはホロライブとは別部門のため、今回のhololiveブランド統合の対象外です。しかし、ホロライブタレントの卒業と同じく、グループ運営やマネジメントの在りかたが問われる事象としてファンに受け止められています。

【備考】ホロアースのサービス終了

2026年5月にはメタバース事業「ホロアース」のサービス終了も発表され、関連資産について約32億円の減損損失が計上されました。

これも今回のhololiveブランド統合と直接関連しませんが、「大規模な方針転換の例」として、ファンからは過去のネガティブな事例と同じカテゴリに入れられてしまっている可能性があります。

【ファンの反応】統合に反対する意見ばかりではない

今回のネット上の反応は、悲観論だけではありません。肯定的な意見としては、

  • 支部の壁がなくなればコラボしやすくなる
  • JP・EN・IDをまたぐ企画が増える
  • 他地域のタレントを知るきっかけが増える
  • ホロライブ全体のブランドを強化できる

といったものがあります。

これは、今回カバーが説明している統合の狙いとも整合します。実際、JP・EN・IDをまたぐコラボレーションは以前から行われており、

「実態としてはすでにグローバルなひとつのグループになりつつあるのだから、ブランドも一本化した方が分かりやすい」

という考え方には一定の合理性があります。

つまり、今回の統合には「ブランドの歴史を薄めるリスク」と「ホロライブ全体の活動を広げるメリット」の両方があり、どちらが大きくなるのかは今後の運用しだいです。

【事実+反応】発表後、タレント自身による説明も始まっている

発表直後には、一部タレントから自身の思いを吐露する反応がX(旧Twitter)上でありました。

一方その後、白上フブキや森カリオペ(Mori Calliope)、音乃瀬奏らが配信で今回の変更について自身の考えや感情を表明。9月10日には一伊那尓栖(Ninomae Ina’nis)も今回の統合についてくわしく語っています。特にイナニスの配信は一度見ておきたい内容と言えるでしょう。

ブランド統合に関する話題は19分30秒ごろから

イナニスの配信では、彼女自身も当初は今回の統合について疑問を持ち、会社から追加の説明を受けたうえでその意図を理解したと述べています。

これを「タレントも最初は反対していた」と単純化するのは適切ではありませんが、「会社の最初の説明だけでは十分に理解できない部分があった」ということを示す材料と見なすことはできるでしょう。

【分析】今回の問題は「統合の是非」だけでなく「説明の仕方」にもある

今回の反応を追うと、統合そのものへの反発と同じくらい、「なぜEnglish・Indonesiaというブランド名までなくす必要があるのか」という疑問が大きかったことがわかります(当然ながら英語圏やインドネシアのファンの間で顕著)。

会社側から見れば、ひとつのブランドに統合することは合理的な整理かもしれません。しかしファン側から見ると、ENやIDは単なる「支部名」ではなく、長年の活動や思い出、コミュニティを象徴する名前でもあります。

とりわけ言語によるグループ分けであるENとは異なり、IDは国名を冠していることもあって、所属タレントや地元ファンの思い入れも強かったでしょう。

そのため、今回の発表では、

「会社にとっての合理性と、タレント・ファンにとっての心理的な意味の差を埋める説明が十分だったのか」

がひとつの論点になったと考えられます。

ここから「社内説明が不足していた」と断定することはできませんが、発表直後のタレントやファンの反応を見る限り、少なくとも説明を補足する必要性は生じています。

これについてはYAGOOことCEO・谷郷氏が自ら出演するhololive Nextが今後その役割を果たしていくのかもしれません。

【今後の注目点】新ユニット「アソビ★まわり隊!」は統合の試金石になるか

今回の10周年施策では、新ユニット「アソビ★まわり隊!」も発表されました。詳細は今後明らかになる予定です。

同ユニットは、今回の「ひとつのhololive」というブランド戦略が実際にどのような形になるのかを見るうえで興味深い存在です。

【確認すべきポイント】

今後、以下の点に注目すると新しいhololiveの方向性が見えてきそうです。

  • メンバーが複数の地域・文化圏をまたぐ構成になるのか
  • 日本語以外の言語をどう扱うのか
  • 海外ファンを最初から意識した展開になるのか
  • 旧来のJP・EN・IDという分類を越えた活動になるのか

【分析】「アソビ★まわり隊!」という名称には気になる点も

一方、現時点で発表されている「アソビ★まわり隊!」という名称は、日本語のダジャレや掛詞(かけことば)を強く意識した、日本ローカルな印象があります。

公開されているロゴにも、現時点では英字表記や英語名が併記されていません。また、発表時に公開されたティザー動画も日本語のみです(字幕も設定されていない)。

これは、日本語の名称だからグローバル展開に向かないという意味ではありません。ただ、「地域やグループの垣根を越える」「オープンでグローバルなコンテンツ」を掲げる新生hololiveの最初の新ユニットとして考えた場合、少し日本国内向けに見えるのも事実です。

もっとも、メンバーや活動内容、海外向け展開はまだ明らかになっていません。そのため現時点では、「方針と矛盾している」と断定するより、今後の展開を確認するためのチェックポイントのひとつと見るべきでしょう。

【今後の検証ポイント】ホロライブ統合の成否を判断する5つのポイント

今回の統合が成功だったのかを判断するには、発表文だけでは足りません。実際の活動がどう変わるのかを見る必要があります。

1.EN・IDの独自文化が残るか

ブランド名が「hololive」に統一されても、

  • 英語圏向け/インドネシア向け企画
  • 海外イベント
  • 地域文化を生かしたコンテンツ

が維持・拡大するのであれば、「ブランド統合=独自性の消滅」という懸念は小さくなります。

2.海外タレントの活動機会が増えるか

ライブ・イベント・公式番組・コラボなどで海外タレントの活動機会が増えるかも重要です。これは「統合によって地域の壁を低くする」という公式説明が、実際に機能しているかを見る材料になります。

3.公式SNSやYouTubeチャンネルが本当に地域横断型になるか

地域ではなく言語やコンテンツを軸に情報発信するのであれば、JP・EN・IDの境界を越えた発信が実際に増えるはずです。ここは比較的分かりやすく検証できるポイントです。

4.新人が「グローバル前提」で設計されるか

現在のホロライブ公式オーディションでは、「日本語がネイティブレベルで英語/その他言語がビジネスレベルで活用出来るマルチリンガル人材」が歓迎条件になっています(JPENのみ。IDにその条件はない)。

今後の新人がどのような言語・地域を想定して活動を始めるのかも、新しいhololiveの方向性を見る材料になります。今回のブランド統合の意図や目的から考えると、日本のタレントも今後はマルチリンガルが増える可能性はあります。

5.タレントにとって長く活動できる環境になるか

近年の卒業事例を考えると、タレントが長期的に活動できる環境を作れるかどうかも無視できません。

ただし、卒業者数だけで今回の統合の成否を評価することはできません。卒業にはそれぞれ異なる事情があるためです。あくまで、新しい運営体制によってタレントが活動しやすくなっているかという長期的な視点で見るべきでしょう。

【背景】2026年、カバーでは事業や運営体制の見直しも続いている

今回の統合を考える際には、先述のホロスターズ運営体制変更やホロアースのサービス終了など、2026年にカバーが複数の事業・組織の見直しを進めていることも参考になります。

【推測】「コスト削減が統合の本当の理由」なのか

こうした動きを見て、「今回のブランド統合も、管理コストや運営コストを減らす狙いがあるのではないか」と推測することはできます。

ただし、現時点でそれを裏付ける公式資料はありません(※3)。カバーが今回示している理由は、あくまで地域やグループの垣根をなくし、より自由な交流とグローバルなコンテンツ制作を実現することです。

したがって、「カバーは業績悪化を回避するためにEN・IDを整理したのではないか」といった推測を発信することは避けるべきでしょう。

※3:カバーの2026年3月期の業績は営業利益・経常利益ともに前期を下回り、2027年3月期第1四半期も減収減益となっている。しかし決算説明資料を見るかぎり、タレントのマネジメント・サポートはむしろ強化を目指している

結論:現時点で「EN・IDの統合=海外展開の後退」と判断するのは早い

今回の発表を巡る議論では、「ENが終わる」「IDが消える」「結局はJP中心になる」といった悲観的な意見が海外ファンを中心に目立っています。

しかし、これらの多くは現時点では予測や懸念です。

カバーが公式に発表したのは、地域・グループ別のブランド構造を見直し、ひとつの「hololive」として展開すること。そして、その目的として、地域の垣根を越えた交流と、よりグローバルなコンテンツ制作を挙げたことです。

一方、EN・IDの活動縮小や日本語化、海外スタッフの削減といった変更は、現時点では発表されていません。今の段階で「統合=海外展開の後退」と断定するのは早いでしょう。

とはいえ、ファンが不安を感じる理由も理解できます。ENやIDは長年の活動を通じて、ひとつのコミュニティとして定着しています。そこに運営に対する不信感・警戒感が重なれば、大規模なブランド再編に慎重になるのは自然です。

そして今回の件で問われるのは、「統合することが正しいか」だけではありません。

「『ひとつのhololive』になった後も、これまでのENやID(そしてJPも)が持っている文化や居場所を残せるか」

が重要になります。

その答えが見えてくるのはこれからです。成否の評価をするのは1年後、ホロライブプロダクションが10周年を迎えるそのときでしょう。


【開示】この記事は、著者が独自の意見・調査・分析に基づいて執筆したものです。構成案の整理および補助、初稿作成、および完成原稿の一次チェックにはChatGPTを使用しています。