Activ8、アソビシステムグループに参画。Kizuna AIの世界展開・10周年施策を強化

アイキャッチ:Activ8、アソビシステムグループに参画

VTuber「Kizuna AI(キズナアイ)」を擁するActiv8は2026年8月6日、アソビシステムのグループ参画を発表した。

Activ8は今後も独立した経営体制を維持しながら事業を継続。あわせて、子会社のKizuna AIもアソビシステムとの協業をさらに強化し、ワールドツアーや音楽活動などグローバル展開を加速させる方針だ。

Activ8は独立性を維持

今回の発表によると、Activ8アソビシステムグループへ加わる一方で、経営体制は従来どおり独立性を維持。両社はそれぞれが培ってきたブランドやIP、クリエイティブの独自性を尊重しながら、日本発の新たなIPやカルチャーを世界へ発信することを目指す。

また、Activ8の完全子会社であるKizuna AI株式会社についても、これまでどおりKizuna AIのプロデュースを担当し、運営体制に大きな変更はないとしている。

「AIAIAI」から続く協業関係

両社の関係は2019年に公開されたKizuna AIの代表曲「AIAIAI(feat. 中田ヤスタカ)」までさかのぼる。その後も、

  • 次世代型バーチャルプロダクション「ANNIN」の共同展開
  • CAPSULEによるVRChatライブ「メトロパルス」の実施
  • Kizuna AIの活動再開後の音楽展開
  • 新規IP開発

など、複数のプロジェクトで協業を続けてきた。「AIAIAI」はYouTubeを中心に約2000万回再生を記録しており、現在もKizuna AIを代表する楽曲のひとつだ。

世界市場を見据えたIP創出へ

両社は、日本コンテンツの海外市場が拡大していることを背景に、次世代IPの共同開発を本格化。今後の主な取り組みとしては以下を掲げている。

  • リアルとバーチャルを横断するメンズ・ガールズグループの発掘・育成
  • Kizuna AIの楽曲制作やワールドツアー、10周年施策の推進
  • アーティスト発の新たなキャラクターIP創出
  • 新しいバーチャルエンターテインメントの開発

Activ8はバーチャルIPの企画・プロデュースで培ったノウハウを、アソビシステムはアーティストマネジメントや音楽制作、海外展開の知見を持ち寄ることで、日本発IPのグローバル展開を加速するとしている。

Kizuna AIも協業を拡大。ワールドツアーを後押し

今回のグループ参画にあわせて、Kizuna AI株式会社もアソビシステムとの連携強化を発表。Kizuna AIは2025年3月からアソビシステムとエージェント契約を締結しており、今回の発表はその協力関係をさらに深めるものとなる。同社によると、今後は以下のような活動が期待できるという。

  • 「Kizuna AI WORLD TOUR GO TO 2027」の海外展開
  • 音楽フェス出演や国内外アーティストとのコラボ
  • 10周年施策の支援
  • グローバルプロモーションの強化

Kizuna AIのプロデュース体制は変更なし

Kizuna AI(キズナアイ)

一方で、Kizuna AIのコンテンツ制作やクリエイティブについてはこれまでどおりKizuna AIチームが担当する。アソビシステムは宣伝・営業面を中心に支援し、Activ8のグループ参画によってKizuna AIの運営方針や意思決定体制が変わることはないとしている。

Kizuna AI本人もコメントで、「私がこれまで大切にしてきたものは何も変わりません。もっと世界中のみんなとつながるために、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。引き続き、応援よろしくお願いします!」と述べ、10周年やワールドツアーに向けた新たな挑戦への意欲を示した。

筆者の見解

Activ8はKizuna AIをはじめとするバーチャルIPの企画・プロデュースに強みを持つ一方、アソビシステムはきゃりーぱみゅぱみゅやFRUITS ZIPPERなどのマネジメントを通じて、音楽・ファッション・海外プロモーションのノウハウを蓄積してきました。両社それぞれの強みは競合するというより補完関係にあると言えるでしょう。

また、今回の発表ではKizuna AIを代表とする既存IPだけでなく、新たなアーティストやキャラクターIPの創出にも言及しています。Activ8が持つバーチャル領域の知見とアソビシステムの総合プロデュース力の組み合わせで、Kizuna AIに続く次世代IPが生まれるかどうかも今後の注目点となりそうです。


(出典:PR Times(1)PR Times(2)