Avvy(アヴィ): 2Dアバター作成&フェイストラッキングもできるVTuberアバター作成スマホアプリ

 2025年4月3日にリリースされたスマートフォンアプリ 「Avvy(アヴィ)」について、アプリの概要や実際の使いかたなどを解説します。

Avvy(アヴィ)とは

 Avvyは、2Dのイラストパーツを組み合わせてアバターを作り、スマートフォンのカメラで頭の動きや表情をトラッキングしてアバターを動かすことができるアプリです(iOS / Android)。

 2Dアバターを“作る”ところから“動かす”ところまでスマホひとつで対応し、その気になればそのままVTuberデビューすることもできます。ただしアプリは2025年4月時点ではまだベータ版で、正式版は2025年6月にリリース予定となっています。

ベータ版は先行招待枠の上限に達したため、新規登録の受付を停止しました。

Avvyでの2Dアバターの作りかた

 Avvyでのアバター作成手順は以下のとおりです。

  1. アプリのダウンロード&インストール
  2. アバタータイプの選択
  3. アバターのカスタマイズ(顔)
  4. アバターのカスタマイズ(衣装)
  5. カスタマイズ完了&動作可能に

1: アプリのダウンロード&インストール

 アプリのダウンロードは下記のリンクから。なお、iPhone版についてはiOS 16以上、iPhone XS / XR以上が推奨端末となっています。

Avvy | VTuberアバター作成&配信アプリ

Avvy | VTuberアバター作成&配信アプリ

無料

2: アバタータイプの選択

 アプリを起動&スタートしたら、まずはアバタータイプを選択。女性型/男性型があり、それぞれ利用できるカスタムパーツが異なります。

 なお、ベータ版の時点では保有できるアバターは1体のみ。アバタータイプから再選択して作り直すと古いアバターは消えてしまうので注意が必要です。

アプリの初期起動画面。アバター作成後はアプリを起動すると直接アバターが登場するように
アバターは女性型/男性型の2つ。それぞれカスタムパーツにも違いがある

3: アバターのカスタマイズ(顔)

 アバターのカスタマイズはまず顔から。カスタマイズできるのは「肌の色」「目」「髪型」「眉毛」「口」の5つ。各パーツは色の変更や見えかたの変更もできます。

【画面の見かた】

1: アバターモデルの変更
2: 顔/衣装のカスタマイズ
3: カスタムパーツタブ
4: パーツの選択/カラー調整/オプション選択
5: Undo(1つ前に元に戻す。連続Undo可能)
6: 画面上のアイコン非表示
7: カスタマイズ完成

4: アバターのカスタマイズ(衣装)

 顔のカスタマイズができたら次は衣装へ。顔と同様、パーツを組み合わせていきます。ベータ版でカスタマイズできるのは「インナー(トップ)」「アウター」「ボトム」「靴」「全身」「帽子」「メガネ」「マスク」「アクセサリ」の9つです。

 なお、顔・衣装ともベータ版では男性型よりも女性型アバターのほうがパーツが豊富です。パーツ点数については今後のアップデートおよび正式版のリリースを待ちましょう。

アイテムを組み合わせてコーディネート。アイテムは一部カラー変更も可能
女性型アバターは男性型よりもパーツが豊富

5: カスタマイズ完了&撮影

 アバターのカスタマイズが終了したら、画面右上の「完成」ボタンをタップ。カメラの使用を許可すれば、実際にアバターを動かせるようになります。

 なお、アバター作成後、次回のアプリ起動からはアバターのカスタマイズはスキップされ、作成済みのアバターが最初から出てくるようになります。

完成したアバターを動かすにはカメラへのアクセスが必要
アバターの撮影も。撮影した写真はそのままSNSなどへ投稿可能

2回目以降のアプリ起動画面

【画面の見かた】

1: 各種設定
2: OBSでの配信/配信停止
3: 画面上のアイコン非表示
4: アバターをニュートラル位置に戻す
5: アバターの撮影/投稿
6: 背景選択/変更
7: アバターのカスタマイズ

YouTubeやTwitchでライブ配信するには

 Avvyで作成した2Dアバターを使ってYouTubeやTwitchなどで配信するには、OBS Studio(OBS)というソフトウェアが必要です。

 AvvyとOBSの連携方法や、OBSを通じてYouTube / Twitchで配信する方法については解説ページが用意されています(アプリ内にも解説ページへのリンクあり)。その他、TikTokでのライブ配信についてはFAQに記載があります。

【補足】 Avvy二次利用ガイドライン

 Avvyで作成した2Dアバターの二次利用ガイドラインはこちら。YouTubeやTwitchでの収益化配信をはじめ、ユーザー側にかなりの権利が認められる内容となっています。

【余談】 開発者のnoteも公開中

 Avvyのプロダクトオーナーであるしょーり氏(@SyoriAvvy)によるnote記事が公開中です。記事ではAvvyの開発裏話や今後の開発予定(希望含む)が語られています。

【余談2】 AnotherBallについて

 Avvyを手がけるAnotherBall社はシンガポールに本社を置くエンタメ企業。CEOは日本人で、東京にもオフィスがあります。

 同社が過去に手がけたプロジェクトにはVTuberマネジメントプロジェクト「PRISM Project」、バーチャルキャラクタープロジェクト「IZUMO」、VTuber向けスマホ配信アプリ「AniLive」など、複数のVTuber関連事業があります。


(参考:PR Times