Japan Mobility Show 2025内「Tokyo Future Tour 2035」で展示

ARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid(セリッド)は2025年11月17日、SUBARUの電動キックボード「e-Rabbit concept」向けに、ARグラスを活用した安全運転支援デモを展示したことを報告した。
同展示は10月29日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催された、Japan Mobility Show 2025のサテライトブース「Tokyo Future Tour 2035」に出展されていた。
ARグラスを用いたデモとイメージ動画を公開
同展示はモビリティにおける安全啓発の一環として、ARグラスを活用した安全運転支援の可能性と有効性を発信する目的で実施されたもの。
SUBARUブース内において、Cellidの技術協力のもと、同社のARグラスを用いたデモンストレーション、および実際の運転時のARグラスの安全支援がわかるイメージ動画が公開された。


ARグラスによる安全運転支援のイメージ
今回展示されたのは、運転者の視界に交通情報などの映像を重ねて表示し、安全運転を支援するARシステム。ARグラス上に道路標識や注意喚起情報を表示し、ドライバーが交通ルールを直感的に理解できるようサポートする。
さらに車体後方にカメラを設置した場合、後方の映像をARグラスに投影したり、後方からの車両の接近をドライバーに直感的に知らせることもでき、より安全な運転環境を提供することが可能となっている。
このAR安全運転支援システムにより、パーソナルモビリティ利用者の視界や認知を拡張し、「死角」や「注意不足」による事故リスクの低減への貢献が期待できるとしている。

【出典:Cellid】

