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Meta Quest 3Sをより快適に使うための関連アクセサリー・周辺機器まとめ

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6. オーディオアクセサリー

 Meta Quest 3Sの地味ながら大きな変更点として、「3.5mmオーディオジャックの廃止」があります。よくあるタイプの有線式イヤホン/ヘッドホンは使えなくなったため、USB-Cタイプのイヤホン/ヘッドホンを用意する必要があります。

 USB-Cタイプのイヤホン/ヘッドホンについてはおすすめ製品が見つかれば紹介する予定ですが、基本的にはお好みで問題ないでしょう。

オーディオ変換アダプタ

 有線イヤホン/ヘッドホンの使用には、変換アダプターを介するという手もあります。ただし、変換アダプタの使用/不使用に関わらずUSB-Cポートをふさいでしまうため、デバイスを充電しながらの利用は不可になります。

 その他、USB-Cポートから3.5mmオーディオジャックとUSB-Cポートに枝分かれするタイプの変換アダプターもあります。Meta Quest 3Sで使えるかどうかは未確認ですが、使えるようであればよい選択肢になりそうです。

有線式イヤホン

 上記の変換アダプターを介する形ですが、シンプルな有線イヤホンとしてはfinal(ファイナル)のVRシリーズがよさげ。音像定位(音の方向や距離を特定すること)に特化した音響設計が特徴で、VRコンテンツやASMR音声に向くということです。

 VRシリーズにはやや高めの製品もありますが、ここでは入門編に適した2製品を紹介しておきます。

final VR500 カナル型ゲーミングイヤホン

final E500 カナル型イヤホン

ワイヤレスイヤホン

 Meta QuestシリーズはBluetoothを搭載しているのでワイヤレスイヤホンも利用可能。ただし、ワイヤレスイヤホンには遅延の問題もあるため、データ遅延を抑えるための専用ドングルがセットになったワイヤレスイヤホンがおすすめです。

 Meta Questシリーズ向けのワイヤレスイヤホンでは、Soundcoreから「VR P10」という製品が出ています。ちなみにSoundcoreはモバイルバッテリーで知られるAnkerの傘下ブランドです。

 VR P10はドングルでヘッドセットのUSBポートをふさぐタイプの製品ですが、ドングルにUSB-Cポートを搭載しているため、ケーブルをつないで充電しながらプレイしたり、有線接続でのPCVR(Quest Link)も可能です。

Anker Soundcore VR P10

7. Quest Link対応ケーブル

 Meta Quest 3をPCVRで使えるようにするQuest Link(旧Oculus Link)。今ではワイヤレスでPC接続するAir Linkも実装されていますが、安定したデータ転送はやはりケーブル接続に分があります。

 対応ケーブルにはMeta謹製のものがありますが、1万円超とお高め。USB3.0 – USB-Cならどれでも大丈夫だと思うので、サードパーティ製で代用しましょう。

Rampow USB Type C ケーブル

 こちらは自分がMeta Quest 2購入時に買ったものですが、Meta Quest 3Sでも使えるはずです。ケーブル長は1m/2m/3m、色は黒と赤があります。

Anker USB-C & USB-C ケーブル

 より新しいものだとこんなのも。ケーブル長は1.8mと短めなので、動きの少ないゲームを充電しながら/有線でのQuest Link使用時向けかも。コネクタの一方がL字になっているので、ヘッドセット側の接続がスッキリします。

KIWI design Quest対応リンクケーブル

 上記2製品よりは値が張りますが、VR関連アクセサリでは有名なKIWI designなので安心感があるほか、ケーブルクリップ付き・USB-C側がL型になっているなどの特徴があります。なお、16フィートは約5メートル(4.87メートル)です。

8. キャプチャーカード

 2024年8月、Meta Questをキャプチャーカード経由で外部デバイスと接続する「Meta Quest HDMI Link」が実装されました。有線ではあるものの、PCはもちろん、ニンテンドースイッチやSteam Deckなどと接続して、デバイスの映像をQuestヘッドセット内に大画面表示できる機能です。

 Meta Quest HDMI Linkについては別記事がありますので参照してください。おすすめキャプチャーカードも紹介しています。

9. スタンド/充電ドック

 ヘッドセットとコントローラーをセットで片づけられる専用スタンド。公式アクセサリではMeta Questコンパクト充電ドックがありますが、やはり価格面でサードパーティ製品よりお高め(9900円)なのが難点です。

 サードパーティ製品にはさまざまなものがありますが、単なるスタンドと、充電機能もある充電ドックがあるので、用途や予算、デザインを見て自分に合ったものを選びましょう。

【備考1】 Meta謹製アクセサリー一覧

 Meta公式のMeta Quest 3S向けアクセサリーはこちら

 ヘッドストラップはMeta Quest 3のものと共通なので、すでにMeta Quest 3を持っている人は流用できます(Quest 3ユーザーがあらためてQuest 3Sを買うことは少ないでしょうが)。

 なお、接顔部のパーツ(フェイシャルインターフェイス)については、通気性のあるものはMeta Quest 3S、オープンタイプはMeta Quest 3とそれぞれ専用になっているので注意が必要です。逆バージョンもいずれ出そうではありますが。

Meta Quest 3S通気性接顔部(フェイシャルインターフェイス)
Meta Quest 3S 通気性接顔部
Meta Quest 3オープン接顔部(フェイシャルインターフェイス)
Meta Quest 3 オープン接顔部

【備考2】 Meta Quest 2/3向けアクセサリーまとめ

 過去に書いたMeta Quest 2版の記事はこちらMeta Quest 3版の記事はこちらです。すでにQuest 3を持っている、あるいはすぐにQuest 3Sに乗り換える予定がない人参考にしてください。

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