メディアに登場したVTuber
I still can’t believe it’s real… pic.twitter.com/9LVppsyAUm
— Ken (@kenbolido) August 26, 2025
現在、VTuberはどれほど一般的な存在になっているのだろうか。ここでは、既存メディアがポップカルチャーの中でVTuberに注目した事例を振り返る。
● カバー運営のホロライブプロダクションは、VTuberとは何かをマスメディアに伝える取り組みを継続している。同社や所属タレントが取り上げられた記事の一部を以下に紹介する。
● Business Insider:「時価総額10億ドルのバーチャルインフルエンサー企業が米国成長に賭ける理由」
● Business Insider:「バーチャルインフルエンサーの完売コンサートを体験。そのファン層はこれまで見たことのないものだった」
● The Japan Times:「バーチャルアイドル、リアルなファン ― ホロライブが描くポップカルチャーの未来」(※7)
● Rolling Stone:「VTuberタレント事務所がバーチャルアイドルを世界的な配信スターへと変える」
● Scrmbl:「小鳥遊キアラ インタビュー ― Perfume、VTuberとしての時間、そしてアイドル音楽のルーツについて」
● SiliconEraによるインタビュー:小鳥遊キアラ/森カリオペ/セシリア・イマーグリーン/ネリッサ・レイヴンクロフト/クリムゾン・ルーズ/オクタビオ/マキナ・X・フレオン
● Japan Wire by 共同通信:「バーチャルアイドルが現実世界に人を引きつける ― 日本のVTuber市場が急成長」
● South China Morning Post:「VTuber:エンターテインメントを再定義するバーチャルスターたち」
上記の他にもVTuberがメディアで取り上げられている。
● NHK「J-MELO」:バーチャルアーティストの花譜とえのぐを特集
● BBC News:VExpo特集「VTuber急成長の裏側とは?」
● WIRED:「VTuberたちのチケット完売ライブ ─ 彼女たちは“現実の存在”と言えるのか?」
今年はThe VTuber Awardsの復活こそなかったものの、VTuberが本領以外の分野で評価される場面も見られた。
● 星街すいせいがForbes Japanの「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2025」、およびWIRED Japanの「Innovation Award」受賞者の一人に選出
● 星街すいせいのヒットシングル『ビビデバ』のMVがClio Musicでブロンズ賞を受賞。同MVはYouTubeでの再生回数が1億5900万回を超える、最も視聴されたVTuber楽曲MVのひとつ
● Honda BeATとこぼ・かなえるのコラボレーション(2024)がYouTube Works Awards Southeast Asia 2025の「Brands & Creators」部門でトップに選出
● Ironmouse(アイアンマウス)、Rolling Stoneが選ぶ「2025年 最も影響力のあるソーシャルメディア・インフルエンサー&クリエイター25人」で17位にランクイン
● VTuberとして活動を始めたBanG Dream!(バンドリ!)のバンド「夢限大みゅーたいぷ」、Rolling Stone Japanの「Future of Music 2025」に選出
【注】
※7:本特集記事には、本稿執筆者のコメントも含まれている。
関税問題下におけるグッズと物流
本記事の最後に、VTuberのグッズについて触れたい。VTuber関連グッズの主要生産地である中国に対して現米国政府が課した関税は、VTuber業界全体に影響を及ぼしている。
● 多くのファンは送料や関税を支払うために、グッズ本体価格の2倍、3倍もの金額を費やさなければならない状況となった。
● VTuberグッズの流通業者だけでなく、すべてのクリエイターが、関税戦争による影響に対して何らかの調整を行うか、損失を受け入れるかの選択を迫られた。
● 幸いなことに、2025年11月になって緊張は緩和されつつある。Peterson Institute of International Economicsによるインタラクティブチャートは、昨年2月に関税の引き上げが始まって以降、米中双方が関税を段階的に緩和してきた様子を示している。
● こうした状況の中、ホロライブを運営するカバー社は、物流拠点をトランスコスモスの物流センターへ移し、ファンが推し活グッズを同社から直接入手できる機会を徐々にに広げている。
この総括はまだ終わりではない。次回は、今年のVTuberとファンの状況について取り上げ、あわせて2026年の展望をお届けする予定だ。
※記事中で使用している画像は訳者が独自に用意したもので、元記事とは異なる場合があります。当翻訳記事のサムネイル画像および記事中画像はNeuro-samaのYouTube配信サムネール画像、Unsplash、および各サービスサイトのスクリーンショットから作成しました。


