
ロンドン発の空間コンピューティング企業ZOMEは2026年5月7日、Apple Vision Pro向けに「フル空間ウェアラブルインターフェース」をリリースした。
デザインを手がけたのは英国の著名ファッションデザイナー、フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)。アプリの操作領域を画面から前腕へと移し、空間コンピューティングを“窓”から“身体拡張”へと進化させる。ZOMEはこれを「初の空間ウェアラブルARプラットフォーム」と位置付けている。
アプリのUIを正面から腕の周辺に配置

ZOMEは位置情報や時間、画像認識などを利用して、現実空間へ“カプセル”形式でデジタルコンテンツを配置できる空間プラットフォーム。iOS、Android、Android XR、Apple Vision Pro向けに展開されている。
今回アップデートされた新インターフェースでは、ZOMEアプリの操作UIをユーザーの前腕上に表示。従来の「空間に浮かぶウィンドウ」型UIではなく、身体と一体化したウェアラブル型インターフェースとして利用できるのが特徴だ。
ユーザーはメインウィンドウから離れた状態でも、腕を持ち上げる動作によってUIへアクセス可能。前腕上にはメッセージカプセル一覧や画像、空間ビデオ、3Dオブジェクトなどのサムネイルが表示され、視線とジェスチャーによる操作に対応する。
UIは「見る」ものではなく「身体に宿る」ものへ変化
ZOME創業者のセオドア・ウォン(Theodore Wohng)氏は、「デジタルツールをユーザーから切り離された存在ではなく、身体や動き、空間認識と統合された存在として設計した」と説明。今回のアップデートについて、「矩形UIの制約から解放し、ソフトウェアを身体の延長として扱う新たなデザイン言語」だとしている。
クリエイティブディレクターとして参画したチャラヤン氏も「インターフェースは“見るもの”ではなく、“身体に宿るもの”へ変化している」とコメント。ファッションとテクノロジーを融合する自身のデザイン思想を、空間コンピューティングへ拡張した形だ。
手や腕の付近に操作パネルを出すUIは、Meta Questでも似たようなことができます(手のひらを上に向けると操作アイコンが出現)。ZOMEのUIはそれを進化させ、さらにファッション性も加えたもののように見えます。
Apple Vision Proは空間コンピュータとしては最高クラスのデバイスですが、普及台数の面ではMeta Questには遠くおよびません。とりあえず、似たようなUIがMeta Questにも実装されることに期待です(Metaのお家芸)。
(出典:PR Newswire)

