Pixel 7a・8aのセッティング/ショートカット/その他まとめ

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Pixel 7a/8aのセッティング/ショートカット/その他まとめ

 本記事はGoogle製のスマートフォン、「Google 7a」(2023年5月発売)のセッティングその他に関する情報をまとめたものです。Pixel 7aへの機種変更を検討している人や、実際にPixel 7aを購入した人には役立つかもしれません。

 Pixel 7aに限らない、Google Pixelシリーズ全般の公式ヘルプガイドはこちらです。また、Pixel 7aには「Pixelガイド」というアプリがデフォルトで入っています。これらも併せて参考にしてください。

 その他、Pixelシリーズのカスタマイズに関する記事はGoogle公式ブログでも公開中されています(英語)。

「Pixel ガイド」。Pixel 7aにはデフォルトでインストールされている

2024年5月にPixel 8aが発表・発売されました。Pixel 8aは7aに比べてSoC性能や画面リフレッシュレートなどが強化されていますが、機能面では7aをほぼ踏襲しています。本記事はPixel 7aをベースに書かれていますが、Pixel 8aでも参考にできます。

逆引き・Pixel 7a / 8aのセッティング情報

※すべてAndroid 14 or 15にアップデートしてあることが前提です。

3ボタンナビゲーションを常駐させる

 設定システムナビゲーションモード3ボタン ナビゲーション

Google Discoverの表示を消す

 (Google Discoverのページで)Googleアカウント設定その他の設定「発見」のトグルをオフ

 ホーム画面を左にスワイプしたときに出てくるニュース群(Google Discover)は設定で表示をオフにできます。個人的には非表示ではなくページごと消したいのですが、今のところその方法は見つけられていません。

 なお、これはGoogle ChromeのDicoverとは連動していないので、ChromeのDiscoverを非表示にしたい場合は別途Webブラウザのほうで設定してください。

Pixel Budsのアプリアイコンをホーム画面に置く

(Pixel Budsのアプリ起動後)デバイスの詳細詳細設定ウイジェットをホーム画面に追加

 初回ペアリング時にアプリが立ち上がるので、その時に設定してしまいましょう。し損ねた場合はGoogle PlayでPixel Budsを検索をすれば出てくるので(最初からインストール済み)、あらためてアプリを起動&設定してください。

ロック画面の時計表示を変更する

 設定壁紙とスタイル時計の色とサイズ

 時計の書体はスワイプで選択できます(デフォルト書体を含め9種類)。「時計の色とサイズ」では書体の色とサイズを変更可能。サイズは「動的」「小」の2種類から選択できます。

 その他、「壁紙とスタイル」の項目ではその名のとおり、ロック画面およびホーム画面の壁紙やスタイルに関する各種設定の変更が行えます。

文字入力方式を選択/切り替える

 設定システムキーボード画面キーボードGboard言語

 日本語とアルファベットでそれぞれ別の入力方式を選ぶこともできます。アルファベットの入力方式にはQWERTYなど計6種類、日本語の入力方式には12キー(フリック)/QWERTY/手書き/GODAN/五十音 があります。

画面のリフレッシュレートを60Hza → 90Hzに変更する

 設定ディスプレイとタップスムーズディスプレイをオンに

 設定画面の説明によると、常時90Hzにするわけではなく、コンテンツに応じて自動的に切り替わるようです。また、当然ながら90Hzにするとバッテリー消費が増えます。

「画面の自動回転」の精度を上げる

 設定ディスプレイとタップ画面の自動回転画面を自動で回転させる顔検出をオンに

 顔検出をオンにすることで自動回転の精度を高めることができます。

点滅通知をオフにする

 設定通知点滅による通知をオフに

 「点滅による通知」はAndroid14から実装された機能です。メール着信やアラーム作動時にカメラのフラッシュが点滅したり画面が点滅したりします。バッテリー消費や周囲への影響を考えると、特段の理由がないかぎりオフにしておいたほうがよいでしょう。

「音声文字変換」アプリを呼び出す

 設定ユーザー補助音声文字変換

 この手順でアプリを立ち上げた場合、オプションとして「音声文字変換ショートカット」が利用でき、オンにするとホーム画面にショートカットを置くことができます。置きかたは「クイック設定」「ユーザー補助機能ボタン」「音量ボタン長押し」から選択可能です。

 音声文字変換の利用頻度が高く、かつショートカットがホーム画面に常駐していても気にならない人は試してみてください。

 なお、ショートカットではなくアプリアイコンをホーム画面に置くには以下の手順が必要です。

(1) アプリを起動する(Google Playで「音声文字変換」で検索すると見つかります)
(2) 設定その他の設定アプリの一覧にアイコンを表示するをオンにする
(3) アプリドロワーの中にアイコンが出てくるようになるので任意の場所に配置する

開発者オプションを有効にする

 設定デバイス情報「ビルド番号」を7回タップPINコードを入力

 開発者オプションを有効にすることで、USBデバッグモードをはじめとしたいくつかの機能が開放されます。なかでも、端末をPCにUSB接続したときの挙動を変更できるようになるのが便利です。リスクも伴う設定なので万人向けではありませんが、十分知識のある人なら設定しておくとよいでしょう。

Pixel 7aをPCのWebカメラとして使う(Device as Webcam)

 (Pixel 7aをPCにUSB接続して)

 「このデバイスを USB で充電中」の通知をタップ「USBの接続用途」で「ウェブカメラ」

 または

 設定(「設定を検索」の検索窓から)「USBの設定」「USBの接続用途」で「ウェブカメラ」

 なお、Pixel 7aをPCのWebカメラとして使う場合、Pixel 7aとPCとの接続にはデータ転送対応のUSBケーブルを使う必要があります。

アプリの画面共有

クイック設定「キャスト」または「スクリーンレコード」「1つのアプリ」を選択して「録画を開始」

 スマホの画面全体ではなく、任意のアプリ1つの画面だけを外部ディスプレイにキャスト、または録画できます。リアルタイム共有ではなく録画したい場合は「スクリーンレコード」のほうを選択してください。

 なお、クイック設定はスマホ画面上部を下にスワイプすると出てきます(2回連続スワイプでフル画面表示に)。

VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する

設定ネットワークとインターネットVPNGoogle VPN「モバイルネットワークでVPNを使用する」をタップ

 2024年6月のシステムアップデートにより、Googleが提供するVPN機能「Google VPN」が無料で使えるようになりました。必要に応じて設定してください。

ホーム画面下段にある検索窓を移動?

 ないっぽい

 UI的には下にあったほうがいいのはわかるんですが、慣れの問題で個人的には上に置きたい……。

アプリのアイコンを丸形から四角形に?

 デフォルトではできない模様

 Android 13以降、アイコンの形を変更するオプションはなくなりました。Pixel 7aもAndroid 13(発売当初)を搭載しているため、現時点ではアイコンの形を変更する方法はありません。ランチャーアプリを使うか、今後のシステムアップデートに期待しましょう。

ホーム画面上部にある日付/天気/気温などの情報を消す

 まずはホーム画面を長押しすると出現するポップアップで「カスタマイズ」を選択します。

ホームの設定スナップショットをオフに

 日付以外の情報は上記手順で非表示にできます。

 なお、「スナップショット」は端末利用履歴から適切な情報を自動的に出してくれる機能です。表示する情報はユーザー自身で取捨選択できるので、必要に応じてカスタマイズしましょう。

仮想RAM機能は?

 なし

 Android端末の中にはストレージの一部をRAMとして使用する「仮想RAM」機能を持つものがありますが、Pixel 7aにはないようです。とはいえ、RAMは8GB積んでいるのでメモリ不足で困るケースは少ないでしょう。

Pixel 7aの画面をTVやPCモニタに表示するには?

 Chromecast with Google TVを使う

 Chromecast with Google TVを使えば、Pixel 7aの画面をテレビやPCモニタに表示(ミラーリング)させることができます。ミラーリングのやりかたはこちら

 ただし、ChromecastによるミラーリングではTV/PCモニタにはPixel 7aの画面しか表示できません。PCでウィンドウのひとつとして他のアプリと同時に表示する方法については未確認です。

逆引き・Pixel 7a / 8aのショートカット

 基本的にはAndroid端末標準の操作方法と同じはずです。なお、Pixel 7aではクイックタップ機能が使えるため、いくつかの機能を簡単に呼び出せます。

クイックタップ機能の設定

 設定システムジェスチャークイックタップでアクションを開始クイックタップの使用をオンに

 クイックタップでは「スクリーンショット撮影」「メディアの再生/一時停止」「任意のアプリ起動」など、いくつかの機能を端末の背面を2回叩くことで呼び出せます。ただし同時に設定できる機能は1つだけです。

端末の電源を切る/再起動

 電源ボタン+音量ボリューム(↑)同時押し

 デフォルトでは上記の設定ですが、設定変更可能です。以下の手順により、電源ボタン長押し時に起動するメニューを「電源ボタンメニュー」「デジタルアシスタント」から選ぶことができます。

 設定システムジェスチャー電源ボタンを長押し

画面のスクリーンショット撮影

 電源ボタン+音量ボリューム(↓)同時押し

 クイックタップ機能で設定してあれば、端末の背面を2回叩くことでもでスクリーンショットが撮れます。

カメラを起動

 電源ボタンを2回連続で早押し

フロントカメラと背面カメラの切り替え

 (カメラを起動した状態で)端末を持った手を2回ひねる

 この機能を使うには、事前に以下の設定をしておく必要があります(デフォルトではオンになっている)。

 設定システムジェスチャーひねる動作で前後のカメラを切り替えをオン

 手をひねる動作はやや慣れが必要で、端末を持っていないほうの手が空いている場合はカメラアプリ内のカメラ回転ボタンを押すほうが早くて簡単だと思います。

緊急SOSを発信

 電源ボタンを5回以上連続で早押し

 上記操作で緊急SOS画面が起動します。画面上の表示を3秒押し続けるとSOS発信するようです(未実行)。日本版Pixel 7aではデフォルトの連絡先は110になっています。緊急SOSに関する設定は以下から。

 設定安全性と緊急情報緊急SOS

かこって検索(Circle to Search)

 (検索対象のアプリを立ち上げた状態で)ホームボタンを長押し

 機能リリース当初は対象外でしたが、現在はPixel 7aでも利用可能になっています(要システムアップデート)。

 初回利用時には機能をオンにするか聞かれます。逆に、かこって検索機能をオフにする場合は以下の手順が必要です。

 設定システムナビゲーションモードかこって検索をオフ

【余談】 個人的にオススメのアプリ

 きわめて余談ですが、個人的にPixel 7aに入れておきたいオススメアプリをいくつか紹介します(適宜更新します)。

Peridot(ペリドット)

 スマホゲーム『ポケモンGO』『Ingress Prime』などで知られるNiantic(ナイアンティック)の最新スマホゲーム。ポケモンGOやIngress Prime同様、いわゆる「位置情報ゲー」の要素はありつつ、よりAR要素が強くなったゲームです。

 2023年5月9日に全世界同時リリースされましたが、Android端末は現時点ではそこそこ新しい機種しか対応していません(iPhoneはiPhone 8Plus以降が対応)。個人的にはPixel 7a乗り換えの理由の2割くらいはこれだったりします。


※サムネイル画像はGoogle Pixel 7a製品ページより引用