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ソーシャルVRアプリとして知られるVRChat(VRチャット)。
VRと冠していますが、2026年現在はAndroidスマートフォン・タブレット・iPhone・iPadでも利用できます。VRヘッドセットは必須ではありません。
Android版VRChatは2025年10月25日(日本時間)、それまでのベータ版から正式版がリリースされ、合わせてiOS版も正式リリースになりました。
スマホ版VRChatは基本無料で利用できますが、PC版やMeta Quest版などとは対応するワールドやアバター、操作方法などに違いがあります。
本記事ではスマホ版VRChatについて、対応端末やダウンロード方法、操作方法、できること/できないこと、PC版との違いなどをまとめています(最終更新:2026/8/18)。
VRChatとは?
VRChat(VRチャット)は、ユーザー同士が3Dのバーチャル空間で交流できるソーシャルVRプラットフォーム(≒メタバース)です。ユーザーはアバターを使ってさまざまな「ワールド」を訪れ、フレンドとの会話、イベントへの参加、ゲームや各種コンテンツの体験などを楽しむことができます。
VRChatは「VR」という名前が付いていますが、VRヘッドセットを使わないデスクトップモードにも対応しています。PCであればマウスとキーボードだけでもプレイ可能です。そして現在ではPC・スタンドアロンVR・モバイルと、複数のプラットフォームから利用可能になっています。
スマホ版VRChatとは?
スマホ版VRChatは、AndroidおよびiOS / iPadOS端末からVRChatを利用できるモバイル版です。
Android版は2023年8月に有料ユーザー向けのアルファ版が公開され、その後オープンベータを経て、2025年10月25日(日本時間)に正式版となりました。iOS版もベータテストを経て、Android版と同時に正式リリースされています。
なお、スマホ版VRChatではVRChatアカウントの代わりにGoogleアカウントやApple ID、Discordアカウントでもログインできます。ただし、複数のプラットフォームを使い分けるユーザーであれば、データを共有しやすいVRChatのアカウントのほうがおすすめです。


スマホ版VRChatの基本情報
それでは以下にスマホ版VRChatの情報を記していきます。
動作環境(必要スペック)
【Android版】
Android版VRChatの動作環境(必要スペック)は「Android 10以降」「RAM 最低6GB以上」となっています。
ただし、最低条件を満たしていれば必ず快適にプレイできるわけではありません。VRChatではワールドやアバターの内容によって端末への負荷が大きく変わります。古い端末やローエンド端末では、動作が重くなったり、アプリが終了したりする可能性があります。
RAM 6GB未満のAndroid端末ではアプリをインストールできません。筆者自身が動作確認した、あるいはネット上で動作報告が確認できた端末は以下のリストを参考にしてください。
- Google Pixel 7以降の全モデル(Pro / aシリーズ含む)
- Google Pixel 6
- Samsung Galaxy S21 / S23 Ultra / A54
- Xiaomi Redmi Note 10 Pro
- Xiaomi 12
- Xiaomi Pad 6
- OnePlus 9
【iOS / iPadOS版】
iOS / iPadOS版は「iOS 17以降」「RAM 最低6GB以上」が必要スペックです。公式が認める動作端末は以下のリストを参照してください。
なお、iOS / iPadOS版はRAM 6GB未満の端末でもインストールできますが、制限のあるコンパニオンモード(Companion Mode)しか使えません。コンパニオンモードではワールドへは入場できず、ソーシャル機能やメニュー操作、通知の確認のみが利用可能です。
- iPhone 14以降の全モデル
- iPhone 13 Pro / Pro Max ※無印およびminiは対象外
- iPhone 12 Pro / Pro Max ※無印およびminiは対象外
- 11インチ iPad Pro (第2世代以降)
- 12.9インチ iPad Pro (第4世代以降)
- iPad Air (第5世代以降)
- iPad Mini (第7世代以降)

iPhoneが対応してなくてぶいちゃが出来ないとお嘆きの皆様!アプリ自体はダウンロード出来るしソーシャルアプリとしてなかなか使えるぞ!あとiPadもいけるらしいぞ。↓https://t.co/oWyehK4qkn#VRC漫画 #VRChat https://t.co/gjIUZ8Uyor pic.twitter.com/jhmrYMgukA
— リーチャ隊長?? (@rietzscha) October 26, 2025
【参考】 VRChatを日本語表示にする方法
VRChatは日本語UIに対応しています(2024年5月実装)。端末やアプリの状態によって最初から日本語になっている場合もありますが、英語表示になっている場合は設定から変更できます(日本語以外の言語に変更することも可能)。
- ホームワールドに入る
- メニューを開く
- Settings(設定)を開く
- User Interfaceを開く
- Preferred Languageを選択
- 日本語(または任意の言語)を選択







スマホ版VRChatでできること
スマホ版VRChatでは、VRヘッドセットを使わなくてもVRChatの基本的なソーシャル機能を利用できます。
ワールドに行く
対応するワールドであれば、スマホからも参加できます。
Android版はMeta Questと同じAndroid系プラットフォームを利用しているため、Quest向けに作られたコンテンツを利用できるのが大きな特徴です。
ただし、ワールド側がタッチ操作を十分に考慮していない場合、PCやVRコントローラーでの操作を前提としたギミックが使いにくい場合があります。
フレンドと交流する
フレンドとのボイスチャットやメッセージ、インスタンス(ワールド)への参加など、VRChatのソーシャル機能をスマホから利用できます。Android版では2026年のアップデートで、Googleアカウントのリンク・解除やDiscordフレンド関連の機能なども追加されています。
アバターを変更する
スマホ版VRChatでもアバターの変更が可能です。
ただし、アバターにはプラットフォームごとの対応状況があります。PC向けにしか用意されていないアバターはAndroid / iOSなどのモバイル環境では表示できず、フォールバックアバター(代用アバター)が表示される場合があります。
スマホで特定のアバターを使いたい場合、まずはそのアバターがスマホ版に対応しているかを確認しましょう。BOOTHなどの外部マーケットストアであれば、商品データに対応プラットフォームが記載されているはずです。
アバターマーケットプレイスを利用する
VRChatには公式のアバターマーケットプレイスがあり、対応するアバターをVRChatの中で購入できます。
有料アバターはVRCクレジット(VRC Credits)で購入可能です。VRCクレジットやアバターマーケットプレイスについては以下の関連記事も参照してください。
2025年6月、公式のアバターストア「アバターマーケットプレイス」が発表が全ユーザーに開放されました。
マーケットプレイスでアバターを購入するにはVRCクレジット(VRC Credits)が必要です。VRCクレジットの購入方法、およびVRChatの有料サブスクリプション「VRC+」の購入方法については別記事で解説しています。
スマホだけでアバターを動かす
Android版VRChatでは端末のカメラを利用した「Selfie Expression」によるトラッキングにも対応しています(2024年12月実装。iOS / iPadOS版は現在も未対応)。
Selfie Expressionでは、スマートフォンのカメラを利用してアバターの頭部・目・表情などをトラッキングできます。なお、カメラ映像の処理は端末上で行われるので、実際の顔画像がVRChatや他のユーザーに送信されることはありません。
スマホ版VRChatでできないこと・制限
PC専用のワールドやアバターは利用できない
VRChatでは、PC向けにしか対応していないワールドやアバターがあります。スマホ版で利用できるのは、基本的にスマホ向けに対応したコンテンツのみです。
PC版と同じグラフィック・機能ではない
スマートフォンはPCに比べて性能や消費電力などに制約があります。そのため、スマホ向けコンテンツではPC版とは異なるアバターやシェーダー、エフェクトなどが使われる場合があります。また、アバターについてもPC版とスマホ版で別のデータ(ビルド)が用意されている場合があります。
タッチ操作が必要
VRヘッドセットのコントローラーやPCのキーボード・マウスとは異なり、スマホ版では画面をタップ・スワイプして操作します。そのため、複雑な操作を必要とするワールドではPC版やVR版より操作しにくい場合があります(ゲーム要素・アクション要素の強いワールドで顕著)。
スマホ版VRChatの操作方法
スマホ版VRChatでは、画面上のバーチャルスティックやタッチ操作を使って移動・視点変更などを行います。
- 画面左下のサムスティック(丸いギミック)で前後左右の移動操作。サムスティックは画面左下の一定範囲内ならタップした位置に移動する
- サムスティックの有効範囲外をスワイプすることで視点移動
- 画面の任意の場所をダブルタップ&押しっぱなしで自動的に前方向に移動開始。自動歩行中も画面スワイプで向きを変えられる。自動歩行はメインメニュー内「Settings / 設定」>「Controls / コントロール」>「Enable Auto Walk / 自動歩行の有効化」でオン/オフ可
- 視点操作の感度(Look Sensivity)はLaunch Pad(クイックリンク)内「Settings / 設定」>「Mobile / モバイル」、またはメインメニュー内「Settings / 設定」>「Controls / コントロール」から調整可
- 画面のタテ/ヨコ設定はLaunch Pad内「Settings / 設定」>「Mobile / モバイル」、またはメインメニュー内「Controls / コントロール」で設定可能。スマホ端末の自動ローテーション機能がオンになっていれば自動的にタテ/ヨコが切り替わる





- オブジェクトは直接タップすることで持つことができる。メインメニュー内「Settings / 設定」>「Controls / コントロール」でダイレクトタッチ(Direct Touch)とレティクルエイム(Reticle Aim)の切り替えが可能
- インタラクション可能なオブジェクトをタップする/カーソルを合わせると、画面にSelectボタン(手のひらマーク)が表示
- 装備したものを外すには、画面右側に表示されたボタン(斜線入りの手のひらマーク)をタップ
- メインメニュー内「Settings / 設定」>「Controls / コントロール」>「Show Secondary UI / セカンダリUIを表示」をオンにすると、アイテムのオン/オフボタンを画面左側にも表示
- ワールドUI(ボタンやスライダーなど)はタップで操作可能



- ジャンプボタン長押しで「しゃがみ」「伏せ」ボタンが出現
- Launch Padボタン長押しでアクションメニューとメインメニューのオプションが出現
- アクションメニューのカーソルは画面上のどの場所をタップ/スワイプしても操作可能
- メインメニューを開くと強制的ヨコ向き表示になり、メインメニューを閉じると元の向きに戻る


備考
VRChat公式ドキュメント
スマホ版VRChat(Android / iOS)に関するVRChat公式ドキュメントはこちら。ただし英語のみです。公式ドキュメントにはスマホ版の操作方法解説のほか、トラブルシューティングやログファイルへのアクセス方法に関する記載もあります。
また、2024年8月にはVRChat公式Wikiも開設されました。2026年8月時点ではかなりのページが日本語化を完了しています。初心者のうちはお世話になることも多いかもしれません。未翻訳ページの対策はこちらの記事を参考にしてください。
余談:Google Play Games情報
Androidアプリをスマホやタブレットだけでなく、Windows PCでもプレイできるサービスGoogle Play Games。そのGoogle Play Gamesにも実はVRChatがラインナップされています(登場はおそらく2025年8月20日前後)。
アプリ詳細ページには「未テスト」と表示されており、実際、筆者の環境ではエラーが出てプレイできませんでした。可能性は低そうですが、いつかWindows PCでAndroid版VRChatがプレイできるようになるかもしれません(2026年8月時点ではステータス変わらず)。
「Windows PCならSteam版のデスクトップモードでプレイすればよいのでは?」という話ですが、Steam版とGoogle Play Gamesではプレイ要求環境が異なるため、「Steam版では動作が重いけどGoogle Play Gamesなら動くかも」「できることはスマホ版と同等だけど、独立したGPUがないPCでも動くかも」という望みがあります。

【Amazon】



