【Meta Horizon Worlds】 ワールドカタログ (1):入門編

この記事ではAmazonアソシエイトを利用しています。これらのリンクを通じて商品を購入した場合、筆者はアフィリエイト手数料を得ることがあります。

 VR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズを手がけるMetaが開発・運営する“メタバース”サービス「Meta Horizon Worlds」。

 Meta社自身だけでなく、ユーザーが作成した無数のワールドで構成されるMeta Horizon Worldsの中から、筆者が注目するワールドを紹介していきます(できたらシリーズ化予定)。

https://youtu.be/f0ZraXEpYjo?si=AD6_iKfOINIA8f_0

Meta Horizon Worlds: ワールドカタログ(1)

Horizon Central

Meta Horizon Worlds 「Horizon Central」

最初に訪れるチュートリアルワールド

 Horizon CentralはMeta Horizon Worldsのチュートリアルワールドと呼べる場所です。Questヘッドセットではホーム空間にHorizon Centralへの入り口があるため、Questユーザーの多くはまずここに来ることになるでしょう。

 ワールド内には他のワールドへの入り口や(ハブ機能)、アイテム購入ができるショップなどがあります(VRでのみ購入可能なアイテムも)。また、アイテムをつかんだり放したりを練習するためのオブジェクトがあちこちに置かれています。

 多くのユーザーにとってHorizon Worldsの入り口となる場所のため、交流の場でもあるのですが、英語ユーザーが大半なので会話によるコミュニケーションはちょっと難しいかもしれません。

 いずれにせよ、まずはここでHorizon Worldsそのものに慣れるとよいでしょう。

サムネイル:Horizon Central

ジャンルハブ
対象年齢10歳以上
デバイスVR / モバイル
最大人数24人
視界の動き少ない
作成者MetaHorizon
公開日2023/9/24
URLhttps://horizon.meta.com/world/10161451989024108/
スマホでの遊びやすさ
 (3.5)
VRでアクセスしたい度
 (4)

Venues

Meta Horizon Worlds 「Venues」

多人数で楽しむライブイベント用ワールド

 Venuesはもともと「Horizon Venues」という単独のソーシャルVRアプリでしたが、現在はMeta Horizon Worldsのワールドのひとつとして統合されています。

 役割的にはHorizon Centralに近いところがありますが、ワールド内には他のワールドへの入り口、映像視聴ができるスペース、アクション要素のあるゲームギミックなどがあり、よりユーザー同士のコミュニケーションを重視した空間になっています。

サムネイル:Venues

ジャンル交流
対象年齢10歳以上
デバイスVR / モバイル
最大人数16人
視界の動き少ない
作成者MetaHorizon
公開日2022/3/23
URLhttps://horizon.meta.com/world/10104211281051297/
スマホでの遊びやすさ
 (3)
VRでアクセスしたい度
 (5)

Music Valley

Meta Horizon Worlds 「Music Valley」

音楽ライブを視聴できるワールド

 Music Valleyは音楽ライブ(録画でのリピート放送含む)に特化したワールド。映像自体は2Dですが、特にVRでアクセスすると大画面で鑑賞できるのが魅力です。ワールド内には他のユーザーもいるので、コミュニケーションしながら音楽ライブを楽しむこともできます。

 ライブのスケジュールは会場内に案内があるほか、Meta公式にもイベントスケジュール案内ページがあります(Music Valley以外のワールドのイベントも含む)。

サムネイル:Music Valley

ジャンル交流
対象年齢10歳以上
デバイスVR / モバイル
最大人数18人
視界の動き少ない
作成者MetaHorizon
公開日2023/11/18
URLhttps://horizon.meta.com/world/308880455355198/
スマホでの遊びやすさ
 (4)
VRでアクセスしたい度
 (4.5)

Visit Japan

Meta Horizon Worlds 「Visit Japan」

日本文化との交流をイメージしたワールド

 Visit Japanは日本企業GHCの主導で作られたワールドです。ワールド内には富士山や露天風呂など、日本をイメージさせるオブジェクトやギミックを配置。日本人でもなじみやすい空間となっています。

 その他、ワールド内には海外ユーザーに日本文化を紹介するコーナーや、日本文化に近しいコンテンツを扱うワールドへの入り口なども。また、毎週土曜日夜9時からはユーザー交流イベントも行われているようです(現在も継続中かは未確認)。

 けっして派手なワールドではありませんが、欧米ユーザーが中心のMeta Horizon Worldsにおいて数少ない「和」な場所として一度訪れてみるとよいでしょう。

サムネイル:Visit Japan

ジャンルソーシャル
対象年齢10歳以上
デバイスVR / モバイル
最大人数32人
視界の動き少ない
作成者Saydeechan
公開日2024/10/19
URLhttps://horizon.meta.com/world/842543598087782/
スマホでの遊びやすさ
 (3.5)
VRでアクセスしたい度
 (4.5)

Meta Horizon Worlds 基本情報

 ここではMeta Horizon Worldsの基本について簡単に解説します。

実はMeta Questがなくても遊べる

 Meta Horizon Worlds、実はMeta Quest(ヘッドセット)がなくても遊べます。

 サービス開始当初はヘッドセットが必須でしたが、Webブラウザ版とスマホアプリ版がリリースされたことで、現在はヘッドセットがなくても

  • Metaアカウント(必須)
  • Meta Horizonモバイルアプリ(スマホ/タブレット)
  • Webブラウザ(PC/Mac)

があればプレイ可能です。

 ただし、モバイル最適化・ブラウザ最適化されていないワールドの場合、ワールドに入ることはできても特定のエリアしか移動できない、ギミックの操作ができないなどの問題が発生する場合があります。本格的にプレイする場合はやはりQuestヘッドセット&VRモードがおすすめです。

 ちなみにスマホやタブレットの場合、Webブラウザからアクセスすると自動的にMeta Horizonモバイルアプリに遷移して、アプリ内でプレイすることになります。

Meta Horizon

Meta Horizon

Meta Platforms, Inc.無料

アクション系ワールドはヘッドセット(VR)がほぼ必須

 スマホやPCのWebブラウザでも遊べるMeta Horizon Worldsですが、シューティングやアクションなど、激しい操作を要求されるワールドはVRでないと十分に楽しめません。また上記のとおり、VRでないとギミックが正しく動かない(操作できない)ワールドもあるので、本格的にプレイする場合はQuestヘッドセットを利用しましょう。

プライバシー設定の確認を忘れずに

 ソーシャルVR系のサービスでは、必要以上に個人情報を外に出さないことが重要です。

 Meta公式のヘルプページを参考に、適切なプライバシー設定を行いましょう。設定はMeta Horizonモバイルアプリ/Meta Questヘッドセット/Meta Horizon Worldsのどれからでも行えます。

日本人向けワールドはまだまだ少ない

 日本でも利用可能なMeta Horizon Worldsですが、ユーザーの大半は英語圏ユーザーで、日本人(日本語話者)向けのワールドは非常に少ないです。

 そのため、ワールド内の案内が読めなかったり、複数人プレイが前提のワールド(FPS系に多い)などではコミュニケーションが取りづらいという問題があります。英語・英会話が苦手な人は、一人でも遊べる・楽しめるワールドを中心に巡っていくことになるでしょう。

 また、Meta Horizon Worldsのユーザー層は体感では10代が多い印象です(ワールドにもよりますが)。英語の問題がない人でも、ジェネレーションギャップは避けられないかもしれません(もちろん文化の差も)。

 VRChatのように、今後日本人クリエイターによるワールドが増え、日本人コミュニティが育つことに期待しましょう。