価格は399ドルから、日本での発売は未定
Metaは現地時間2025年6月20日、アイウェアブランドのOakley(オークリー)と協業し、スポーツパフォーマンスとAI体験を融合させた新しいAIグラス「Oakley Meta HSTN(ハウストン)」を発表しました。
同製品は日常生活やアクティブなライフスタイルに対応した次世代のAIグラスとして、2025年夏後半に399ドルで発売予定(限定版は499ドル)。なお、日本での発売に関する情報はありません。
スポーツウェアラブルの新たな進化

OakleyとMetaは、アスリートやアウトドア志向のユーザーを主なターゲットに据え、スマートグラスの新たなカテゴリとして「パフォーマンスAIグラス」を提唱。Oakley Meta HSTNはOakleyの人気サングラスモデルをベースにしつつ、Metaの先端技術を組み込むことで、スポーツだけでなく日常生活の中でも自然に使えるAIグラスの実現を目指しています。
改良されたカメラとバッテリー性能
Oakley Meta HSTNは2023年10月に発売を開始したRay-Ban Metaスマートグラスから進化しており、特に動画撮影機能とバッテリー持続時間が大きく向上。Ultra HD(3K)画質で最大3分の動画撮影ができるほか、内蔵カメラの位置やデザインも工夫され、ユーザーの視点に近い自然な構図で記録できます。
バッテリーは通常使用で最大8時間程度の連続使用が可能(Ray-Ban Metaスマートグラスは最大4時間)。また、付属の充電ケースを使用すれば、最大48時間の充電が可能です。
Meta AIを搭載した音声アシスタント
Oakley Meta HSTNにはMetaのAIアシスタントが搭載されており、写真や動画の撮影、天気の確認、メッセージの読み上げなど、音声でさまざまな操作が可能です。
洗練されたデザインとOakleyらしさ

Oakleyならではのスポーティでファッショナブルなデザインは健在で、サングラスとしての性能も確保。また、一部のOakley Meta HSTNにはレンズ設計における最先端イノベーションのひとつである「Oakley PRIZM」レンズテクノロジーを採用しており、かすかな視覚的手がかりも鮮明に捉え、より広い視野とすばやい反応、そして最高のパフォーマンスを発揮できるとしています。
フレームとレンズのカラーコンビネーションは全6種類を用意。すべて度入りレンズにも対応し、視力の良し悪しに関係なく誰でも利用可能になっています。

【補足】 「Oakley Meta HSTN」「Ray-Ban Metaスマートグラス」スペック比較
今回発表されたOakley Meta HSTNと、その競合製品となるRay-Ban Metaスマートグラスのスペックを比較。大きな違いは動画撮影スペックとバッテリー持続時間、フレーム形状、そして価格です。
予算さえ許すのであれば好きなほうを買えばよいと思いますが、問題は両製品とも日本での発売が未定なことでしょうか……。
ブランド | Oakley × Meta | Ray-Ban × Meta |
カメラ | 静止画: 12MP 動画: 最大180秒の3K動画 | 静止画: 12MP 動画: 最大180秒の1080p動画 |
音声アシスタント | Meta AI | Meta AI |
スピーカー/マイク | オープンイヤースピーカー/ビームフォーミングマイク | オープンイヤースピーカー/ビームフォーミングマイク |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間、ケースで最大8回分充電 | 最大4時間、ケースで最大6回分充電 |
重量 | 約50g | 約48~50g |
防滴性能 | IPX4相当 | IPX4相当 |
フレーム形状 | HSTN(Oakley独自デザイン) | Wayfarer, Headlinerなど |
対象ユーザー層 | アクティブ・スポーツ志向 | 日常利用・ファッション志向 |
発売時期 | 2025年夏後半予定 | 2023年10月 |
価格 | ・ 399ドル ~(通常版、レンズの種類により異なる) ・ 499ドル(限定版) | 299ドル ~(フレームやレンズの種類により異なる) |
日本での販売 | 未定 | 未定 |
【参考: Meta】