【雑記】 独断と偏見で作るVRChatユーザーTier表

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3. アバター

 VRChatに限らず、自身の分身たるアバターはソーシャルVRにおいて非常に重要な要素です。VRChatの場合、ユーザー自身に似た姿でもよし、まったく違う姿でもよし。なんなら人の姿をしていなくてもいい。そんな許容範囲の広さが魅力です。

 が、ユーザー自身が望みどおりのアバターを手に入れるためのハードルが高めなのもVRChatの特徴。まあこれはVRChatに限った話ではないのかもしれませんが。

 VRChatにおけるアバター入手・導入に関するハードルとしてはざっくり以下のようなものが思いつきます。

  • アバターを持ち込むのにUnityが必要(Unityに関する知識や技術も含む)
  • Unity不要でアバターをアップロードできるアプリ/サービスもあるが、標準実装されているアバターがいまひとつ
  • ユーザーが簡単に思いどおりのアバターを簡単に作れるツールが(まだ)ない
  • 初心者向けアバター作成/購入ガイドの決定版的なものがない(知られていない)

 このへんの課題解決にいま一番近いのはGugenkaの「MakeAvatar(メイクアバター)」だと思うので、Gugenkaさんには引き続き期待したいところです。あとはいま旬の生成AIツールでなんとかするとか。

 Unity不要でVRChat用のアバターが作れるサービスとしてはほかにReady Player Meがありますが、日本語未対応なのとアバターの見た目で好みが分かれそうなのが課題でしょうか。開発者向けながら生成AIで衣服をデザインする機能も実装したりと、機能面ではこちらのほうが一歩先を行っています。

 個人的にはVRoid Studio(VRoid Hub)からVRChatへ直接アップロードできるようになると嬉しいのですが、アプリのコンセプト的にその可能性は低いでしょう(VRM重視のアプリ・サービスなので)。

 と言いつつ、VRoid Studioもできることが多すぎて逆に初心者は悩む、という気もしています。私自身もVRoid StudioよりもVRoidモバイルのほうが「ちょうどいい」くらいなので。もっといいのはVRChatのほうでVRM対応してくれることなのですが、さすがにそれは高望みが過ぎるでしょう。

 アバター作成/購入ガイドについてはどこかのメディアがやる(やっている)だろうし、ソーシャルVRが本当に流行れば「どこかの」ではなく「どこでも」やるだろうし、誰もやらなければ自分でやればよい、ということで楽観的に考えています。

4. ボディトラッキング(表情含む)

 ボディトラッキングについては初心者には当面関係ない要素なのでいったん保留です。

 が、ソーシャルVRにおけるボディトラッキングで需要が高そうなのは顔(目と表情)と腕(手指含む)だと思うので、個人としてはそのへんをカバーするデバイスやアプリ/ツールの情報を今後も追っていく予定です。

 初心者でも挑戦しやすい、となると身体に装着するトラッキングデバイスではなく、カメラでトラッキングするタイプのアプリやツールが望ましいでしょう。誰でも使えるレベルのものはハードルが相当高いでしょうし、実際に出てくるのもまだ当分先の話になりそうですが。

 ちなみに、VRChatと組み合わせて使えるかどうかは未確認ですが、WebカメラベースのボディトラッキングアプリとしてはWebcam Motion CaptureXR Animatorなどがあります。

 また、カメラベースのボディトラッキングでVRChatをプレイする一例としてはこんなnote記事も。やはりまだまだハードルが高いですね。

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