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プラットフォームに依存しない、日本発の3Dアバターファイルフォーマット「VRM」。VRM形式のアバターが使えるサービスはバーチャルキャストやcluster(クラスター)、『クラフトピア』など多数あります。
VRMは汎用フォーマットであるため、対応しているサービスであれば同じアバターをどこにでも持ち込むことができるのが特長&魅力です。本記事ではそんなVRM形式のアバターを作れる外部アプリ/ツールを紹介します。
VRM 3Dアバター作成アプリ/ツール
VRoid Studio / VRoidモバイル
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VRoid Studioはイラストコミュニケーションサービス「pixiv」を運営するピクシブが提供する3Dアバター作成ツールです。Windows/Mac版のほか、Steamでも提供されています(アップデート管理が楽であることからSteam版がおすすめ)。
VRoid Studioではかなり細部までアバターをカスタマイズできるため、こだわり派には向いているものの、逆にこだわり過ぎるといつまでもアバターが完成しないという難点もあります。
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VRoidモバイルはその名のとおり、VRoid Studioのモバイル版です(iOS/Android対応)。アバターのカスタマイズ幅はVRoid Studioより小さいですが、そのぶんサクサク作れるのが長所といえます。
VRoid Studio/VRoidモバイルとも、作成したアバターは基本的にVRoid Projectの3Dモデル共有プラットフォーム「VRoid Hub」経由で外部サービス/アプリに持ち込むことになります。
たとえばclusterの場合、VRoid Hubにアップロード済みのアバターデータ(VRMファイル)をいったんPCやスマホにダウンロードしてからclusterにインポートします。ファイルインポート手順はcluster公式の解説ページを参照してください。
なお、VRoid Projectでは無料のサンプルアバターも公開・提供しています(一部ダウンロード&利用不可のモデルも)。自作は後回しにして、とりあえずカスタムアバターを使ってみたい人にはよいかもしれません。
その他、VRoid Studioは2024年11月にXWear・着せ替え機能を正式リリースするなど、現在も随時アップデートされています。ときおり最新情報をチェックしにいくとよいでしょう。
MakeAvatar
MakeAvatarはGugenkaが提供する、スマートフォン専用の3Dアバター作成アプリです。VRoidほどの細かいカスタマイズはできないものの、SDキャラなども作れるのが特徴。VRoid Studio/VRoidモバイル同様、VRoid Hubを経由することでclusterなどに3Dアバターを持ち込むことができます。
また、MakeAvatarで作成した3Dアバターや既存のVRChat向け3Dアバターを無料でVRChatにアップロードしたり(対応アバターのみ)、MakeAvatarで作成した3Dアバターを無料でVRMファイルとして出力する機能も実装されています。
Vket Avatar Maker
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Vket Avatar Makerは、Virtual Market(バーチャルマーケット)で知られるHIKKYが手がけるVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」から生まれたツール。PCのWebブラウザだけでアバター作成&VRMファイルのダウンロードできるのが特徴です。
同ツールは現在までアップデートを続けており、2024年5月にはアバターに装着するアイテム販売も始まりました。
Zoo Studio
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Zoo Studio(旧名:Animal Avatar Maker for VRChat Vroid VRM and Cluster)は、Steamで配信中のアバター作成アプリです(Windows/MacOS)。
デフォルトでは6種類のアバターと有料のDLCアバターが用意されているほか、アバターに着せる衣装・アクセサリー類や、ちょっとしたデザインを施すペイントツールもあります。カスタマイズの幅はほとんどありませんが、デフォルトアバターの中に気に入ったものがあれば利用候補の選択肢に入るかもしれません。
なお、アバターに表情やリップシンクを付けたい場合はUnityを通してブレンドシェイプを設定する必要があります。VRMモデルのブレンドシェイプについてはバーチャルキャストの解説ページなどが参考になりそうです。
アバターショップ/MUGEN Avatar Dress Girls version(ぽくでき)
アバターショップとMUGEN Avatar Dress Girls version、どちらもソフトウェアエンジニアでVTuberのスズキセシル氏が個人開発しているツールです(有料)。どちらのツールも最初にアバターを自動生成し、気に入ったものができたら微調整してVRM形式で出力できます。
さらにこだわりたい人向けに、これまた有料ですが「ドレスメーカー」「ドレスメーカープロ」という専用の衣装作成ツールも提供されています。
molz(モルツ)
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molz(モルツ)はDENDOHが提供する、スマートフォン専用の3Dアバター作成・着せ替えアプリです。VRoid Studio/VRoidモバイル同様、VRoid Hubを経由することでVRMファイルを作成でき、clusterなどに3Dアバターを持ち込むことができます。
アバターのパターンの多さが売りで、将来的にはユーザーが作成した服やアイテムのアップロード&販売も可能になるとのこと。ただしアプリそのものはまだベータ版の扱いになっています。
ボクセルクラフト王
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ボクセルクラフト王は、マインクラフト風のボクセルアバターを作成できる無料スマホアプリです(iOS/Android対応)。作成したアバターはVRM形式で出力できるので、他のVRM対応サービスに持ち込めます。
アプリにはデフォルトアバターが数パターンあり、ゼロからでなくともアバターの作成が可能。ですが、ボクセルを根気よくカスタマイズする必要があるため作成難度はかなり高めです。ボクセル風のアバターにこだわりがある人向けと言えるでしょう。
VRoid Clothing Maker
VRMアバター着せ替えアプリです。3Dアバターそのものを作成する機能はありませんが、手持ちのVRMファイルを読み込んで衣装の着せ替えやちょっとしたカスタマイズができます。カスタマイズしたアバターはエクスポートしてclusterその他、VRM対応アプリ・ゲームに持ち込むことも可能です。
アーリーアクセス版のためまだ不具合も見られますが、VRMアバターのカスタマイズ練習にも使えるので初心者におすすめです。日本語にも対応しています。