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本記事はデジタルファッションついて、アパレルブランド・ストア・プラットフォーム・アバターなど、カテゴリごとにまとめて紹介するものです(最終ページに表組もあり)。
なお、本エントリーではいわゆる“メタバース”を含め、主にバーチャル空間内で利用されるものを中心に構成しています。「バーチャル試着」「バーチャルメイク」と言われるような、現実とバーチャルをリンクさせるようなタイプのデジタルファッションの扱いは少なめです。
デジタルファッションとは
デジタルファッション(デジタルクチュール)とは、物理的なアイテムが存在せず、デジタル(オンライン)上にのみ存在するファッションアイテムのことです。
例えばフォートナイト(Fortnite)やエーペックス(APEX LEGENDS)などのオンライン対戦ゲームでは、キャラクターの外見をがらっと変える「スキン」と呼ばれるアイテムがあり、これも一種のデジタルファッションと言えます。
VRChatやclusterのような3D/VRソーシャルサービス(≒メタバース)の場合、衣服や服飾品のみならず、それらを身に着けるアバター自体もファッションの一部になり得ます。
こうしたデジタルファッションは、それらを作る人・売り買いする場所・お披露目する場所などがあってこそ成り立つもの。以下にそれぞれの機能を果たすサービスや情報を紹介していきます。
アパレル (国内)
デジタルファッションと言えばなんといっても衣服(アパレル)。最初は国内ブランド、特に3Dアバター向けのブランドから。
BEAMS (ビームス)
セレクトショップの老舗・BEAMSは、デジタルファッションの分野にも進出しています。
BEAMSはHIKKYが開催・運営するVRイベント「バーチャルマーケット(Virtual Market)」に過去7回出店(企業としては最多)。オンラインマーケットプレイスBOOTHを通じてVRChatで利用可能なデジタルファッションアイテムを販売しています。
また、2023年夏開催の「バーチャルマーケット2023 Summer」では独自のバーチャルファッションコンテストを開催しているほか、2023年冬にVRChat上で開催されたバーチャルファッションショー「Virtual Fashion Collection “Voyage” 2023 Winter」に協賛参加もしています。
and ST (アンドエスティ)
アダストリアが運営するファッションWebストア。デジタルファッションアイテムはBOOTHで販売しており、ブランドもののアイテムのほか、アンドエスティオリジナルアイテムやオリジナル3Dアバターモデル「一色 晴(いっしき ひより)」「枡花 蒼(ますはな あお)」も取りそろえています。
その他、2024年2月にはサンリオとのコラボアイテム(リアル/デジタル)も販売開始しました。また、同年10月にはブランド名を .st(ドットエスティ)から現在の名称に変更しました。
YOYOGI MORI
YOYOGI MORIはデジタルオンリーのアバター服飾ブランド。BOOTHに出店しており、販売アイテムは衣装や小物のほかに3Dアバターモデルも。3Dモデルは女性型だけでなく男性型も複数あります。
大丸松坂屋百貨店
大丸松坂屋百貨店はクリエイターとタッグを組んで3Dアバター向けのデジタルファッションを展開しています。
アイテムはBOOTH「大丸・松坂屋アバター販売公式」で販売。当初は3Dアバターモデルと衣装のセット販売のみでしたが、現在は衣装の単品販売もしています。
また、2023年12月には神奈川県横須賀市が運営する「メタバースヨコスカ」とコラボを実施。BOOTHで販売している5体のアバターに対応したスカジャンの3Dモデルを無償配布しました。
SPINNS
SPINNSはヒューマンフォーラム運営のアパレルショップ。3Dアバター用デジタルファッションアイテムをBOOTHで販売しています。
BOOTHにあるファッションアイテムは標準的な3Dモデルのほか、VRoid対応のものが多いのも特徴。また、VTuberのChumuNote(チュムノート)や、「ぽこピー」ことピーナッツくん・甲賀流忍者ぽんぽことのコラボアイテムもあります。
その他、SPINNS公式バーチャルスタッフとして紡ひなた(つむぎ ひなた)というキャラクターがいるほか、2024年からは期間限定のゲスト店長も登場しました。
Brummellia (ブランメリア)
BALが展開する、VRChat向けバーチャルファッションブランドBrummellia。BOOTHに出店していますが、アイテムはまだ少ないので今後に期待です。