2024年5月第3週の最新XRニュース(AR/VR/MR) 【5/12~5/18】

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 XR(VR/AR/MR)関連ニュースを週ごとにまとめています。元ネタは英語記事が多め。日々ライブ更新していくので、週の前半はネタが少なく、後半になるほど増えていきます(土曜日の夕方ごろに完成)。

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2024年5月第3週の最新XRニュース(5/12~5/18)

【アプリ】 Googleマップに地理空間ARコンテンツが登場予定

 Google I/O 2024で発表された内容のひとつ

 Googleマップではすでに「イマーシブビュー」というARっぽい機能がありますが、 今回の地理空間AR(geospatial AR)は動画を見るかぎり、よりエンタメ寄りのコンテンツになるようです。

 地理空間ARは名称からもわかるとおり、現実の場所と紐づくARコンテンツ。体験するには実際にその場所に行くのが基本ですが、Googleストリートビュー経由で体験したり、体験したARコンテンツをURLやQRコードで共有することもできるようです。

 なお、実際の導入は2024年後半、まずはシンガポールとパリからテストを開始。日本で利用できるのはさらにその先になりそうです。 【Road to VR、2024/5/15】

【ハードウェア】 Google、Google I/OでAI搭載スマートグラスを公開

 The Vergeの記事はこちら

 日本時間5月15日深夜2時からスタートした「Google I/O 2024」。その中で発表された動画のひとつに、しれっとスマートグラス新製品らしきものが登場しています(上記)。

 動画を見るかぎりでは、スマートグラスにはAIアシスタント・音声スピーカー・ディスプレイ表示機構が搭載されているようです(いずれもプレゼン用の合成映像の可能性もありますが……)。

 今回は何をおいてもまずはAIということで詳細は明かされませんでしたが、いずれ続報が出てくるかもしれません。 【The Verge、2024/5/14】

【ハードウェア】 裸眼立体視ディスプレイのLooking Glass、16/32インチの新製品を発表

 裸眼立体視ディスプレイで知られるLooking Glassが、新たに16インチ&32インチの新製品を発表。ほぼ同サイズの過去製品、「Looking Glass 4K Gen2」(15.6インチ)と「Looking Glass 8K Gen2」(32インチ)を置き換える製品になります。

 新製品の特長としては前回登場のLooking Glass Go同様、ディスプレイの厚みが旧製品より減ったことに加え、両製品とも縦置き/横置きに対応している点が挙げられます(タテ型とヨコ型は別製品。1製品で両対応ではない)。価格は16インチが4000ドル(期間限定3000ドル)、32インチは要問い合わせとなっています。 【Looking Glass、2024/5/14】

【ハードウェア】 Google、Web会議システム「Project Starline」を2025年に商品化

 ITmediaによる日本語記事はこちら

 Googleが2021年に発表したWeb会議システム「Project Starline」、以降もときおり進捗報告がありましたが、いよいよ商品化へのめどが立ったようです。

 商品化にあたってはHPと提携していますが、HPであれば日本ともなじみが深いので、日本国内でもさほどタイムラグなく利用可能になるのではと期待できます。 【Google、2024/5/13】

【ソフトウェア】 Meta Quest 2/3に「トラベルモード」が実装

 Meta公式ブログによる解説はこちら(日本語)。使いかたのヒントはこちら(英語)。

 以前から開発中と伝えられていたトラベルモードが、実験的機能としてMeta Quest 2/3に実装されました(要ソフトウェアv65。Meta Quest Proは非対応)。

 飛行機内でもMeta Quest 2/3を使いたいという人はそう多くないと思いますが、Apple Vision Proにもトラベルモードがあるということで、入れないわけにはいかないという判断なのかもしれません。

 一方、ルフトハンザドイツ航空では今夏から一部の便のビジネスクラスでMeta Quest 3のレンタルサービスを開始するとのことで、トラベルモードの感想を目にする機会は増えるかもしれません。 【UploadVR、5/13】

★その他のニュース

● Thirdverse、日本向けVRゲームパブリッシング事業の支援サービスを開始(ACCESSWIRE、5/17)

● LGディスプレイ、1.3インチで画素密度4000PPI、輝度1万ニトのOLEDoSディスプレイを発表(LG、5/16)

● マイクロソフト、HoloLens 2ソフトウェア「Windows Holographic version 24H1」をリリース(マイクロソフト、5/14)

● Mojo Vision、1インチあたり6350ピクセルのRGBパネルを公開(Business Wire、5/14)

● Vuzix、マイクロLEDベースのARディスプレイシステム開発でガーミンと提携(Vuzix、5/14)

● 韓国LGユープラス、ソウルの延世大学でメタバースキャンパス「メタ延世(Meta Yonsei)」を公開(朝鮮Biz、5/14)

● HTC VIVE、VIVE Ultimate Trackerの5 in 1充電ドックをリリース(HTC VIVE、5/14)

● 米国のティーンエイジャー4人に1人がVRヘッドセットでゲームをしているという調査結果(UploadVR、5/14)

● Apple Vision Pro、中国の品質認証を取得(South China Morning Post、5/14)

● Apple、Apple製品関連アクセサリーのデザインガイドラインを更新。Apple Vision Proの図面を追加(Road to VR、5/14)

● Meta QuestのApp LabタイトルがQuestストアで一般公開に(UploadVR、5/14)

● ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、新経営体制を発表(ソニーグループ、5/14)

● BMW傘下のMINI、車載MR技術に取り組み中(DRIVEN Car Guide、5/13)

● IDC調査:欧州におけるAR/VRへの支出は2024年に48億ドル、2028年には102億ドルに達するとの予測(IDC、5/13)

● 英ウェールズ、政府公式メタバースをオープン。政府公式としては英国初(ウェールズ政府、5/13)

● Pimax、割安価格でVRヘッドセットを先行トライアルできる支払いシステムを発表(Road to VR、5/13)

● ホロライブのカバー、24年3月期(通期)決算は前年同期比売上高50%増、営業益62%増(gamebiz、5/13)

● Meta Quest向けバーチャルカメラ「QuestCam」を個人エンジニアが開発中(MIXED、5/13)

● 大日本印刷、monoAI technologyと資本業務提携。「XRコミュニケーション」事業を推進(DNP、5/13)

● STPR、ビタースウィートエンタテインメントの株式を取得、STPRグループ傘下に(STPR、5/13)

● Google、2020年に買収したNorthから取得したスマートグラスの特許出願が公開に(Patently Apple、5/12)

● ニコン・トリンブル、「Trimble SiteVision Version 5.0」をリリース。LiDARスキャナ対応で簡易3Dスキャンが可能に(PR Times、5/13)

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