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アパレル(海外)
国内に続いて海外のデジタルアパレルブランドを紹介。アバター文化が根強い日本と違い、海外ではリアルの自分自身と結びつくサービスが目立ちます。
The Fabricant
The Fabricant(ザ・ファブリカント)はNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)を利用したデジタルファッションブランド。デジタルオンリーのファッションブランドとしては老舗の部類です(とは言っても2019年から)。
NFTゆえに購入手続きが面倒だったり、購入したアイテムを使える場所・用途が限られますが、一部のコラボアイテムはNFTを使用せず、Ready Player Meのような3Dアバタープラットフォーム経由で自分のアバターに着せることも可能です。
なお、公式サイトではデジタルファッションアイテムのAR試着ができます(「Wear」のメニューから。AR試着できるのはアクセサリ数点のみ)。
TRIBUTE BRAND
TRIBUTE BRAND(トリビュートブランド)もThe Fabricant同様、デジタルオンリーのファッションブランド。TRIBUTE BRANDでは販売されているファッションアイテムの購入時に自身の写真をアップロードすることで、そのアイテムを着用した写真が返送されるというサービスを提供しています。
なお、TRIBUTE BRANDはデジタルファッションでありながら、アイテムの販売数に制限をかけており、アイテムによっては一定数が売れたところで「売り切れ」が発生することも。その他、NFTや暗号資産を利用したプロジェクトやコラボ商品も販売しています。
RTFKT
RTFKT(アーティファクト)は、特にスニーカーで知られるデジタルファッションブランド。2021年にNIKE(ナイキ)によって買収されたことでも話題になりました。
RTFKTのデジタルファッションアイテムはNFTとして暗号資産で売買されるだけでなく、ARで試着することも可能。また、一部のアイテムはリアルなアイテムと引き換える(フォージング)こともできます。
XR Couture
XR Couture(エックスアールクチュール)は暗号資産を利用したデジタルファッションブランド。TRIBUTE BRANDと同様、購入したデジタルファッションアイテムを身に着けた合成画像を生成してくれるほか、リアルタイムでAR試着することができます。
また、将来的には購入したアイテムを他のサービス(DecentralandやSpatialなど)に持ち込めるよう取り組み中だとしています。
その他
デジタルファッションはデジタル専業の企業・ブランドだけでなく、既存のアパレルメーカーも相次いで参入しています。参入度合いはまちまちですが、ここではそうした企業・ブランドを簡単に紹介していきます。
●アディダス(adidas)
NFTと紐づくデジタルスニーカーを販売/写真共有アプリSnapchatのアバター向けアイテムを販売/Robloxでアバターが着用できるアイテムを配布・販売
●ナイキ(NIKE)
2021年にRTFKTを買収/Web3プラットフォーム「.Swoosh」を立ち上げ(日本からはアクセス不可)/Robloxに常設ワールド「NIKELAND」をオープン
●プーマ(PUMA)
ARで試着ができるスマホアプリ「PUMAアプリ」をリリース
●バレンシアガ(BALENCIAGA)
フォートナイトでキャラクターが身に着ける衣装(スキン)やアイテムを販売/Metaのアバターストアでアイテムを販売
●ラルフローレン(RALPH LAUREN)
ZEPETOで利用可能なファッションアイテムを販売/Robloxに期間限定ワールド「The Winter Escape」をオープン(※期間終了)
●グッチ(Gucci)
ZEPETOで利用可能なファッションアイテムを販売/Robloxに常設ワールド「GUCCI TOWN」をオープン
●ジバンシィ(GIVENCHY)
Robloxに常設ワールド「Givenchy Beauty House」をオープン