【雑記】神椿DAO(KAMITSUBAKI DAO)について私が知っている二、三の事柄

注意

筆者はKAMITSUBAKI DAOのシルバープラン(1万円相当)支援者です。

神椿STUDIO(KAMITSUBAKI STUDIO)とは何か

 KAMITSUBAKI STUDIOとは、株式会社THINKRが運営するクリエイティブレーベル。所属タレントには花譜(かふ)・理芽(りめ)・春猿火(はるさるひ)・ヰ世界情緒(いせかいじょうちょ)などのバーチャルシンガーのほか、カンザキイオリ・Guiano・大沼パセリら、楽曲担当アーティストが所属しています。

 また、THINKRにはKAMITSUBAKI STUDIOのほかにも、深脊界STUDIO(SHINSEKAI STUDIO。VALISほかが所属)やFLAT STUDIO、QA STUDIOなど複数のクリエイティブレーベル・スタジオが存在します。

神椿DAO(KAMITSUBAKI DAO)とは何か

 KAMITSUBAKI DAOとは、KAMITSUBAKI STUDIOのオリジナルIP「神椿市建設中。」の舞台である仮想都市「神椿市」の世界観に基づくメタバースの建設を最終目的とするプロジェクト。

 同プロジェクトの活動資金の一部を募るため、FiNANCiE(フィナンシェ)にプロジェクト&コミュニティが発足しています。

DAO:Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)の略語。特定の所有者や管理者が存在しない、ブロックチェーン上で機能することを前提とした組織形態のこと。

FiNANCiE(フィナンシェ)とは何か

 FiNANCiE(フィナンシェ)は株式会社フィナンシェが運営するクラウドファンディングサービスです。

 フィナンシェ上にあるKAMITSUBAKI DAOのプロジェクトでは、資金調達のために1万円/3万円/5万円/25万円の支援プランを用意。調達した資金はKAMITSUBAKI STUDIOの次期プロジェクト「KAMITSUBAKI Resident Genesis」の運営費・制作費に充てるとしています。

 なお、フィナンシェのサービスはプライベートチェーン上で動いており、同サービス上でプロジェクト支援を行うと発行される「トークン」はあくまでフィナンシェ内でのみ発行・流通するものです(利用規約ではフィナンシェのトークンは暗号資産ではないとしている)。

プロデューサーはなんと言っているか

 KAMITSUBAKI STUDIOプロデューサー、PIEDPIPER氏は今回のプロジェクト発足にあたり、noteで記事を投稿しています。

 かなりの文量がありますが、要約すると「頑張ります」としか言っていません。PoWだとかPoSだとかイーサリアムだとかマージだとか言っていますが、いずれもKAMITSUBAKI DAOとはほぼ関係ありません(少なくとも現時点では)。

KAMITSUBAKI DAOに今後期待すること

 KAMITSUBAKI DAOでは今後、初回ファンディング支援者向けに「メンバーシップNFT」を配布予定としています。このメンバーシップNFTが配布されてようやく同プロジェクトに本来のWeb3らしさが加わると言ってよいでしょう。

 また、初回ファンディング支援者には今後予定されている新プロジェクト「KAMITSUBAKI Resident Genesis」のNFTの優先購入権(アロウリスト、allowlist)も付与されることになっています。

 ここまではプロジェクト発足時に約束(保証)されていることですが、DAOを名乗っている以上、本来の意味でのDAO(=多くの人がイメージする、パブリックブロックチェーン上で動くDAO)をローンチしてほしいというのが正直なところです。

余談

 フィナンシェは現在IEO(Initial Exchange Offering)を計画しており、実現すればフィナンシェ内で発行・流通している独自トークンが一般の暗号資産取引所で売買できるようになります(ただしIEO計画は遅延中)。IEOが実現すれば、前述の「パブリックチェーン上でのKAMITSUBAKI DAO運営」が一歩前進するかもしれません。

(2022/10/14追記)公式note第2弾で語られていること

 10月14日、プロデューサーによる公式note第2弾が公開されました。

 補足説明と題していますが、Web3関連の用語解説はあるもののKAMITSUBAKI DAOそのものに関する補足説明はほとんどありません。「いろいろ考えています。頑張ります」だけです。

 また、今回はソラナブロックチェーンのワードが出てきますが、前回のイーサリアム関連の同様、神椿STUDIOファンにとっては逆に混乱の元になるので無理に引き合いに出す必要はないのではないかな、と思いました。