Meta Quest 3Sをより快適に使うための関連アクセサリー・周辺機器まとめ

この記事ではAmazonアソシエイトを利用しています。これらのリンクを通じて商品を購入した場合、筆者はアフィリエイト手数料を得ることがあります。

Meta Quest3/3S用アクセサリー・Meta公式サイト
(画像元:Meta公式サイト)

 MetaのVR/MRヘッドセット、Meta Quest 3S(メタクエスト3S)が2024年10月15日より日本でも発売になりました。

 Meta Quest 3Sをより快適に使うには、ヘッドセットに装着する追加アクセサリーや周辺機器があると便利。ですが、Meta謹製のアクセサリーは総じて値段が高めなのがネックです。

 そこで本記事ではMeta Quest 3S向けのアクセサリーや周辺機器について、サードパーティ製品を中心に紹介します。

Meta Quest 3版の記事も公開中です。

もくじ 開く

目次へ

1. ヘッドストラップ

 Meta Questシリーズは製品の構造上、重量バランスが前寄り(フロントヘビー)になっています。製品同梱のベルトストラップでは本体(ヘッドマウントディスプレイ部)の重量バランスを上手く分散できず、また、その材質からホールド感もやや弱いという欠点があります。

 Meta Quest 3SはMeta Quest 2よりいくらか薄型化しているものの、重量は逆に増しているためフロントヘビーなのは変わりません。より強いホールド感や着脱の便利さなども含め、ヘッドストラップは換装するのがおすすめです。

 一方、付属品のベルトストラップは後頭部がかさばらないため、ヘッドセットを装着したまま椅子に頭ごともたれかかったり、横になれる(寝られる)というメリットがあります。

[SHEAWA] for Meta Quest 3 ヘッドバンド ストラップ

 このあと紹介する本格的(?)なヘッドストラップの前に、まずはこちら。

 本体付属のベルトストラップと組み合わせて使うヘッドストラップで、ベルトストラップの弱点である後頭部のホールド感を強化してくれます。柔らかいシリコン素材でできているため、頭の形や大きさの個人差もある程度はカバーできるはず。

 他製品と比較して安価であることと(2200円前後)、厚みがないのでヘッドストラップを付けた状態で仰向けに寝られるのが最大のメリット。高額商品に手を出す前にお試しで買ってみるのもよいでしょう。

BOBOVR M3 mini ヘッドストラップ

 サードパーティ製のヘッドストラップで人気なのは、BOBOVRならびにKIWI Designの製品。どちらもギミックの異なる複数のタイプがあるので、予算と好みに合わせて選びましょう。ギミックの違いは大きく「後頭部のバッテリーの有無」「額のところで支えるパーツ(ヘイロー)の有無」があります。

BOBOVR M3 Pro

BOBOVR S3 Pro

KIWI design K4 Quest 3S/3用 ヘッドストラップ

KIWI design K4 Boost Quest 3S/3用 バッテリーヘッドストラップ

KIWI design K4 Duo All-in-One オーディオ バッテリー ヘッドストラップ

 KIWI designの最新ヘッドストラップ。「All in One」の名前が示すとおり、後頭部バッテリーに加え、空間オーディオ対応のスピーカーまで付いた製品です。

 Meta公認(Made for Meta)も得ており、隙のない一品ですが、2万円という価格はちょっと腰が引けます。Meta Quest 3/3S両対応なので、Meta Quest 3ユーザーなら多少はハードルが下がるかもしれません(ヘッドセット本体との価格バランスで)。

 Meta Quest 3/3Sを徹底的に使い倒すという人なら検討の余地があると思います。

【参考】 cheero NeckCharge 首かけ型モバイルバッテリー

 ヘッドストラップではないですが、ヘッドセット関連としてここで紹介。

 cheero NeckChargeは7000mAhの容量を持つ、首かけ型のモバイルバッテリーです。左右にUSB-C入出力口があり、どちらからでも充電可能。また、VRヘッドセットとスマートフォンなど、2台のデバイスを同時に充電することもできます。

 付属品のUSB-C to USB-Cケーブルはコネクタ部分が両端ともL字型で、首にかけたままでも配線が邪魔になりにくいです。

 Meta Questに限らず、XREAL製品などのARグラス(グラス型ディスプレイ)などにも流用できるなど、汎用性が高いのも魅力だと思います。

2. 視力矯正レンズ

 Meta Quest 3Sは眼鏡をかけたままでもかぶれますが、眼鏡の種類によっては窮屈ですし、ヘッドセット装着中に眼鏡がズレたりすると調整が面倒。そこでおすすめなのが度付きレンズアタッチメントです。

 Meta Quest 3SはヘッドストラップがMeta Quest 3と共通なのに対し、レンズアタッチメントのほうはMeta Quest 2と共通仕様になっています。Quest 2ユーザーであれば今使っているものをそのまま流用できるので、追加コストがかからないのは嬉しいところです。

 Meta Quest 3S対応の度付きレンズはMetaと提携するZenniで購入できます。価格は8099円(度なしは5099円)。専用のレンズアタッチメントとしては実はそこまで高くはないのですが(対応する度数の幅も広い)、いきなり投資するにはちょっと腰が引ける値段なのもたしかです。

 Meta Quest 3Sをどれくらいの頻度で使うかわからないのであれば、いったんサードパーティ製のもので様子見するのもよいでしょう。Amazonでは複数のメーカーから片目あたり2000円程度で販売されています。ただし度数は限られたものしかないので、極度の近視/遠視や乱視の人には向きません。

Esimen Quest 2/Quest 3S用 度付きレンズ

VRsatile(ヴァーサタイル)

 公式製品よりもさらに値は張るのですが、下記のような製品もあります。カスタマイズ性の高さと取り回しのしやすさ(複数のVRヘッドセットに対応)、さらに国産の安心感など、その価格に価値を見出せる人は少なくないと思います。

Tunable Lens Inserts

 こちらは度数調整機能付きの視力矯正レンズ、VOYの「Tunable Lens Inserts」。Meta Quest 2/3用があります。その機構および昨今の円安もあり、価格は1万円前後とやや値は張ります。

 海外メーカーですが日本への発送も受け付けているようです。日本でも2024年7月30日より理経が販売を開始しています(理経ではMeta Quest 3用のみのアナウンスで、Meta Quest 2/3S用については不明)。

3. フェイスカバー

 これはOculus Goの頃からずっとそうですが、Meta Questのヘッドセットは鼻の部分の隙間がけっこう大きく、外部の光が入ってきてしまうという問題があります。

 サードパーティ製のフェイスカバーの中には鼻の部分の隙間をしっかりカバーする製品もあるので、没入感を高めたい人は検討の余地ありです。同種の製品は複数あるので、価格や材質・製品レビューなどを参考にお好みのものを選んでください。

KIWI design F4 シリコンフェイスカバー Quest 3S用

KIWI design V4 フェイスクッション Quest 3S用

Meta Quest 3S 通気性接顔部

 Meta謹製のフェイシャルインターフェイス。メッシュ状で通気性が高く快適ですが、値段がやや高め(5940円)なのがネック。サードパーティ製の類似品に期待ですが、なかなか出てこないところからすると製造が難しかったり原価率が高かったりするのでしょうか。

4. ヘッドセットカバー

 Meta Quest 2まではほぼ見かけませんでしたが、Meta Quest 3登場に合わせてヘッドセット本体を覆うカバーもいくつか発売されました。Meta Quest 2と比べて高価なのでしっかりと保護したいということなのでしょうが、放熱面がちょっと心配ではあります。

Meta Quest 3S用 シリコンフロントシェル保護カバー

Quest 3S用 VRアクセサリーセット

5. コントローラー関連

 Meta Quest 3SはMeta Quest 3と同じく、トラッキングリングのない「Touch Plusコントローラー」が標準装備になりました。

 Touch Plusコントローラー自体にもストラップホールと付属ストラップがありますが、より確実にコントローラーをホールドするため、また、キズ・汚れ対策としてもオプションのストラップやグリップカバーがあると便利です(必須ではありません)。

 ただし、Touch Plusコントローラーはトラッキングセンサーがコントローラー本体に埋め込まれているため、センサーの感度を下げない作りのグリップカバーを選ぶ必要があります。

KIWI design G4 Pro コントローラーグリップカバー

 安心・安定のKIWI design製品。カバーを着けたまま電池交換ができるのが便利です。ヘッドセット本体価格と比べるとお高め感があるのがネック。

KIWI design G4 Max コントローラーグリップカバー

 コントローラーを保護すると同時に、グリップ部分を3cmほど延長してくれるグリップカバー。手の大きい人や、よりしっかりグリップを握りたい人向けの製品です。上記のG4 Pro同様、お値段はややお高め。

Logitech MX Ink

 Logitech MX Inkはペン(スタイラス)型の外部入力デバイス。海外先行発売でしたが、現在は日本でも購入できます。

 現時点では『Open Brush』『Vermillion』などのお絵描きアプリのほか、『Immersed』『ShapesXR』などの作業アプリが対応済み。対応アプリは今後も増えていくはずです。

単三充電池(エネループ/エボルタ)

 その他、Touch Plusコントローラーの動作に必要な単三電池についても一言。

 Meta Quest 3SのTouch Plusコントローラーは左右それぞれ単三電池1本が必要です。通常のアルカリ電池でも問題ありませんが、そこそこのスピードで電池を消耗するので、入れ替えの手間や環境、トータルコストを考えると充電池の利用がおすすめ。

 充電池はエネループとエボルタどちらも使えますが、充電可能回数の多さからエネループのほうがコスパはよいと思います。充電器には2本用もありますが、電池が切れたときにすぐ入れ替えられるので4本用のほうがおすすめです。

1 2