メタバースを考察するうえで参考になる記事まとめ(2021年版)

 昨今なにかと話題の「メタバース(Metaverse)」に関する記事のまとめ(※この記事は2021年8月にnoteで投稿した記事の改訂版です)。

【小説】ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ』

 記事ではないですが、何はともあれまずはこれ。「メタバース」という単語の出典とされるSF小説です。もっとも、メタバースそのものは本作のテーマではないのですが。
 ハードカバー・文庫版とも長らく絶版していましたが、メタバースが話題になったことで2022年に新装版として復刻しました。

Matthew Ball氏によるメタバースの7要件

 投資家・ストラテジスト・エッセイストなど多彩な顔を持つMatthew Ball氏による記事。メタバースの要件として7つの要素を挙げています。

『Roblox』CEO、David Baszucki氏による言説

 Roblox社のCEO、David Baszucki(デイビット・バシュッキ)氏は、自社アプリ『Roblox』単体でのメタバース構築を目指しているようです。いわゆるクローズド・メタバース(Closed Metaverse)の考え方です。

Epic GamesのCEO、Tim Sweeney氏による言説

 『フォートナイト』やUnreal Engineで知られるEpic GamesのCEO、Tim Sweeney(ティム・スウィーニー)氏は前出のバシュッキ氏とは逆に、関連サービスの連携によるオープン・メタバース(Open Metaverse)を志向しているようです。Meta(旧Facebook)もこっちを目指してるっぽいですね(マーク・ザッカーバーグ氏の言うことを信じるなら)。

『Rec Room』CEO、Nick Fajt氏へのインタビュー

 ソーシャルVRアプリ『Rec Room』を開発・提供するRec Room社CEO、Nick Fajt(ニック・フェイト)氏へのインタビュー。Rec Roomもまたメタバースへの進化を意識しています。インタビューではRec Roomの今後のロードマップについても語られています。

Jon Radoff氏によるメタバース関連記事まとめ

 アメリカの起業家にしてBeamableという会社のCEOであるJon Radoff(ジョン・ラドフ)氏によるメタバース関連記事のまとめ。わりとこまめに更新されているのでフォローしておくとよさげ。

宮武徹郎氏による「オープン・メタバース」解説

 投資家・メディア運営者である宮武徹郎氏による記事。主にオープン・メタバースについて書かれています。後編はこちら

光文社新書のnoteマガジン「メタバースは革命かバズワードか」

 光文社の新書レーベル「光文社新書」のnoteで連載されているマガジン。記事本数30本以上のボリュームがあります。

VCファンド・STRIVEによるメタバース情報まとめnote記事

 良質のまとめ&解説記事。加えて日本語なので読みやすいです。ちなみにSTRIVEはVTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社にも出資しています。カバーもメタバースを標榜するプロジェクトを開発中です(発表当初から大きな続報はありませんが)。

和田洋一氏によるメタバースの未来予想

 元スクウェア・エニックス社長、和田洋一氏によるメタバースの未来予想。超ボリュームのうえ前半はゲーム業界の話なので、時間がない人は後半(「3.メタバース: as a platform」から)を読むだけでもなんとかなります。

その他(単独記事)

The Metaverse: What It might be and who’s going to make it(THE BOOLEAN、2021年2月)

BTSもすでに注目、K-POPのさらなる快進撃のカギを握る「IPビジネス」 リアルとバーチャルをつなぐ「メタバース」(ハフポスト、2021年8月)

フェイスブックが掲げた「メタヴァース企業」という目標と、その本質との埋めがたいギャップ(Wired Japan、2021年8月)

メタバースはディストピアの悪夢です。より良い現実の構築に焦点を当てましょう。(Niantic Blog、2021年8月)

The metaverse will not look the way Facebook imagines it(VentureBeat、2021年8月)

 後ろ3つは(ポジショントークを含むものもありますが)やや過熱ぎみのメタバースに対して一歩引いた視点から語っています。こういう意見にもバランスよく触れていく必要がありそうです。