週間XRニュース | 2025年12月第1週のAR/VR/MR業界最新情報

この記事ではAmazonアソシエイトを利用しています。これらのリンクを通じて商品を購入した場合、筆者はアフィリエイト手数料を得ることがあります。

週間 最新XRニュース(AR/VR/MR)

 XR(VR/AR/MR)関連ニュースを週ごと&日付ごとにまとめています。ネタはテック・ビジネス方面が中心で、海外情報(英語)も多めです。

 アイコンの色は海外情報と国内情報の区別を示し、文末のリンクは出典を示しています。出典が英語の記事には簡単な要約も付けています。

 英語記事の読み方はこちらの記事も参考にしてください

【最新号はこちら】 2025年12月第4週

2025年12月第1週の最新XRニュース(11/30~12/6)

今週の注目トピック
  • Meta、Limitlessを買収 (12/5)
  • Cellid、ARグラスのリファレンスデザイン2種を発表 (12/2)
  • XREAL、ARグラス新製品「XREAL 1S」を発表 (12/1)

12/6(土)

● 12/5(金)

M&A Meta、AIスタートアップ企業Limitless(旧Rewind)を買収 (TechCrunch

 Limitlessは会話の録音・要約が可能なペンダント型デバイスを開発するAIウェアラブルスタートアップ。買収にともないLimitlessは新規デバイスの販売を停止する(既存顧客へのサポートはあり)。

 今回の買収は、Metaが推進する「パーソナル・スーパーインテリジェンス」を実現するため、AI技術とスマートグラスを含むウェアラブル事業を強化する戦略の一環とみられる。

M&A Meta、Reality Labsの研究・開発投資の一部をメタバースからAIグラスにシフト (UploadVR

 「メタバースの予算を30%削減する」というメディア報道に対し、Metaが公式にコメント。

 「Reality Labs事業全体において、メタバースへの投資の一部をAIグラスやウェアラブルデバイスへシフトしている。これは当該分野の勢いを考慮した判断で、これ以上の広範な変更は予定していない」とのこと。

メタバース Roblox(ロブロックス)、デバイス性能に応じてグラフィックを自動最適化する「SLIM」モデルを導入 (GamesBeat

 従来の「メッシュ+テクスチャ」から成る3Dモデルを、SLIMでは使用するパーツを軽量化/統合しつつ「高・中・低」の複数バージョンを自動生成。遠景や低性能機では軽量版、ハイスペックPCでは高精細版と、状況に応じ最適な描画を行う。

 結果として、大規模・高精細なワールド作成が可能になりつつ、スマホなどの低スペック端末でもスムーズな動作が期待できる。同じゲーム体験を性能差のあるデバイスで共有できるようになり、ユーザー・クリエイター双方にとって恩恵が大きい。

アプリ curiosity(キュリオシティ)、ARアプリ「AVATAVI」と連動して遊べるAR謎解きキット『カラクリ美術館と消えた絵画の謎』を発表 (PR Times

R&D ビーライズ、救急医療教育におけるXR技術を駆使した新サービス構築と学術効果検証を開始 (PR Times

● 12/4(木)

統計 2025年11月のPS Storeダウンロードランキング(欧米) (PlayStation.Blog

ソフトウェア Meta、スマートグラス用SDKのパブリックプレビュー版をリリース (UploadVR

 ドキュメントはこちら

 現時点ではRay-Ban Metaスマートグラス、およびOakley Meta HSTNに対応。Oakley Meta VanguardとMeta Ray-Ban Displayも近日対応予定。ただし、Meta Ray-Ban Displayのディスプレイ表示機能には対応しないとのこと。

アプリ DiscordのステータスにMeta Questのアクティビティを表示可能に (UploadVR

 Meta Questでプレイ中のアプリや訪問中のHorizon WorldsがDiscordのステータスに表示されるようになる。段階的に展開中のため、現時点ではまだ利用できない場合あり。Meta公式アナウンスはこちら

 Meta Quest版Discordは2026年リリース予定。今回の連携はアプリリリースに先行するものと考えられる。

 

ハードウェア 中国GravityXR、XRヘッドセット用チップ「G-X100」を11月末に発表。XRヘッドセットのリファレンスデザイン「GravityXR M1」も公開 (UploadVR

 G-X100はカメラパススルーや位置トラッキング、ハンドトラッキングなど、従来のXRデバイス用SoCの機能の一部を処理できるチップ。SoCを外部コンピューティングパックなどに逃がすことで、重量と発熱の問題を解決する。

 G-X100を搭載したリファレンスデザインM1は重量は100グラム未満と、業界最軽量と目されるBigscreen Beyond 2よりも軽いという。G-X100およびGravityXR M1のスペック情報はこちら

その他 Metaverse Japan、「Metaverse Whitepaper 2.0(2025年版)」を正式発行。AI × XRによる「実空間とAIが双方向に接続する社会基盤の全体像」を体系化 (Metaverse Japan)

メタバース サンリオ、Meta Quest向けソーシャルVR『Hello Kitty Skyland』を12月23日よりアーリーアクセス開始 (PR Times

1 2