2025年11月第2週のXRニュース – AR/VR/MR最新情報まとめ 【11/9～11/15】

　AIスマートグラス「Even G2」は、コントローラーとヘルスケアトラッカーの役割を兼ねるスマートリング「Even R1」との連携するのが特徴のひとつ。

　Even R1リングのタッチパッドでハンズフリー操作ができるほか、R1で心拍数をトラッキングしてG2側で確認することもできる。その他、会話中にAIが情報を提供する新機能「Conversate」も搭載している。

　テキスト・画像・動画・3Dレイアウトから3D世界を再構築・生成・シミュレーションできるAIモデル。

　その他、Marbleで生成された3D世界をユーザーが双方向で編集・拡張できる機能や、ガウシアン・スプラッティング（Gaussian splats）・メッシュ・動画としてエクスポートする機能も提供する。

　ルノーはXR技術と物理・デジタル融合プラットフォーム「DigyPHY」を活用し、車両設計プロセスを大幅に効率化。VR上で実寸大の車両を再現し、内装や視界、操作性を初期段階から詳細に検証可能に。

　これにより物理モックアップを削減し、世界中のチームが同一モデルを共有して迅速に意思決定できるようになった。結果として、開発期間短縮・コスト削減・品質向上を同時に実現している。

　今回のアップデートはプロシージャル・コンテンツ生成（PCG）フレームワークの正式版への移行と、スケーラブルなレンダリング機能の強化がメイン。

　特にNanite Foliage（Naniteフォリッジ）は、広大なワールドで高密度の葉を高効率にレンダリング可能。その他、マテリアルフレームワークSubstrateが製品版になったほか、新しいAIアシスタントの追加も行われている。

　ROLIはデジタル楽器「Seaboard（シーボード）」の開発で知られる英国企業。

　今回の統合により、両社はジェスチャー認識技術とAIを組み合わせ、新たな音楽ツールの基盤構築を目指す。なお、UltraleapのTom Carter氏はROLIのCTOに就任する。

　メタサーフェス（metasurface）技術を活用し、画像をレンズに取り込むインカプラーを3つの特殊なゾーンで構成することで、画像の明るさと鮮明さを大幅に向上させることに成功。

　この技術により、ARグラスはより電力効率が高くなり、現在のスマートフォンと同じくらい実用的で、軽量で快適なものになる可能性があるとしている。

　知的財産（IP）をRoblox内ゲームで利用するためのセルフサービス型IPライセンスプラットフォームを本格的に開始。

　これにより、開発者は長い待ち時間なしに、Robloxライセンスマネージャーとライセンスカタログを通じて厳選されたIPを使用できるようになる。

　Godot 4.5において、クロスプラットフォーム対応のOpenXRレンダーモデル（コントローラーの正確な表示）が正式実装。

　さらに、Godot 4.6ではMRアプリ開発に不可欠な空間アンカーや、平面検出を含む空間エンティティ（Spatial Entities）拡張機能が導入され、OpenXR 1.1もサポート予定となっている。

　サブスクリプションサービス「Snapchat+」の加入者向けに提供される。

　かつてのクラシックな2Dコミック風のデザインを復活させたもので、最新の3D基盤のカスタマイズ機能を維持しつつ、見た目だけをノスタルジックなスタイルに変更できる。