前モデルからバッテリーやカメラが強化

Metaは現地時間2025年9月17日、AIグラス「Ray-Ban Metaスマートグラス(第2世代)」を発表した。前モデル(第1世代)販売地域ではすでに購入可能になっており、価格は379ドル(約5万6000円)から。前モデルも299ドルで引き続き販売される。
なお、前モデルに引き続き、第2世代も日本での展開は未定となっている。
Ray-Ban Metaスマートグラス(第2世代) 製品スペック
「Ray-Ban Metaスマートグラス(第2世代)」はMetaの年次開発者会議「Meta Connect 2025」内で発表された。前モデルからはバッテリー駆動時間が延長したほか、カメラ性能も向上している。
第2世代はフル充電からのバッテリー駆動時間が8時間に強化。前モデルの約2倍に延長された。
また、第2世代は20分で最大50%まで充電できるので、長時間使用時のダウンタイムを最小限に抑えることができる。付属の充電ケースを使用すれば、さらに48時間の充電が可能だ。
第2世代では最高解像度3Kの動画撮影が可能に(前モデルは1080p)。光学特性やレンズ・センサーも改良され、夜間や低照度での撮影性能も改善が期待できる。
さらに、今後のソフトウェアアップデートで撮影モードに「ハイパーラプス」「スローモーション」が追加されることもアナウンス済みだ。
Meta Connect 2025では、AIグラスの新機能「会話フォーカス(conversation focus)」が発表された。
会話フォーカスは、グラスのオープンイヤースピーカーを使用して会話相手の声を増幅し、カフェやレストラン、公園などの人が多い場所でも相手の声を聞きとりやすくするというもの。同機能は今後のソフトウェアアップデートでRay-Ban MetaスマートグラスとOakley Meta HSTNグラスでも利用可能になる予定だ。
その他、ライブ翻訳機能が拡張され、ドイツ語とポルトガル語にも対応。言語パックを事前にダウンロードしておけば、機内モード(オフライン)中でも6言語間で会話ができるようになる。
第2世代は前モデルと同じく、ウェイファーラー(Wayfarer)・スカイラー(Skyler)・ヘッドライナー(Headliner)の3種類のフレームで展開。さらに期間限定の特別カラーモデルも発売する。

Meta公式に新製品比較ページも登場
Meta Connect 2025で発表されたAIグラス3種(Ray-Ban Metaスマートグラス(第2世代)、Oakley Meta Vanguard、Meta Ray-Ban Display)のスペックを比較できるページが、Meta公式サイト内で公開されている。
いずれの製品も日本での発売は未定だが、各製品の特徴を知りたい人は一度確認してみるとよいだろう。

(参考: Meta)