Ray-Ban Metaシリーズの度入りレンズ対応を強化

Metaは2026年3月31日、同社のAIグラス「Ray-Ban Meta」シリーズの新ラインナップ「Blayzer」(ブレイザー)と「Scriber」(スクライバー)を発表した。米国では同日より予約を開始、4月14日より一般販売を開始する(米国以外の一部海外市場含む)。価格は449ドルから。
購入時に度入りレンズを選択可能に


今回発表された新製品は「Ray-Ban Meta Blayzer Optics(第2世代)」と「Ray-Ban Meta Scriber Optics(第2世代)」の2種類。「Optics(光学)」の名前にも表れているとおり、度入りレンズ(処方レンズ)への対応が強化されている。
新製品はいずれも購入時に度入りレンズを選択可能。既存製品のように別途レンズ交換を行う必要がなく、最初から視力に合った状態で利用できる。対応度数も「ほぼすべての度数(nearly all prescriptions)」と幅広く対応する。
また、頻繁な開閉にも対応するヒンジ構造や交換可能なノーズパッド、眼鏡店での調整が可能なテンプルエンドなど、人間工学に基づいた設計で、さまざまな顔の形にフィットするカスタマイズ性を備える。度入り・度なしに関わらず、あらゆるユーザーが一日中快適に使用できるようになっているという。
スペックシート比較
今回発表された新製品2種、およびRay-Ban Metaスマートグラス(第2世代)のスペックは以下のとおり。ハードウェアとしての性能は大きく変わっていないが、使い勝手のよさにつながる要素が向上している。
また新旧製品を比較できるページがMeta公式サイト内で公開されているので、合わせてチェックするとよいだろう。
| SoC | – | – | Snapdragon AR1 Gen1 |
| ディスプレイ | なし | なし | なし |
| カメラ | 静止画: 12MP 動画: 3k Ultra HD | 静止画: 12MP 動画: 3k Ultra HD | 静止画: 12MP 動画: 最大180秒の1080p動画 |
| 音声アシスタント | |||
| スピーカー/マイク | |||
| 入力方法 | |||
| バッテリー駆動時間 | 8時間以上、フル充電したケースと併用で最大48時間 | 最大4時間、フル充電したケース併用で最大6回分充電 | |
| 重量 | – | – | 約49~51g |
| フレーム形状 | 長方形 | 丸型 | Wayfarer / Headliner / Skyler |
| サイズ | スタンダード(S)/ ラージ(L) | 1サイズ | フレームにより異なる |
| ヒンジ | – |
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| ノーズパッド | 固定式 | ||
| テンプル(つる)調整 | – |
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| 発売時期 | 2025年9月17日 | ||
| 価格 | 379ドル ~ | ||
| 日本での販売 | 未定 | 未定 | 未定 |
既存製品の新フレーム・新レンズも登場
今回の新製品発表に合わせ、既存製品「Ray-Ban Meta(第2世代)」および「Oakley Meta HSTN/VANGARD」の新フレームとカラーバリエーションも登場する。
Ray-Ban Meta(第2世代)
- スカイラー(Skyler)/光沢透明ピーチ/トランジションブラウンレンズ
- ヘッドライナー(Headliner)/ マット透明ピーチ/トランジショングレーレンズ
- ウェイファーラー(Wayfarer)/光沢透明グレー/トランジションサファイアレンズ

Oakley Meta HSTN/VANGARD
- Vanguard(黒)/Prizmブラックレンズ
- Vanguard(白)/Prizmローズゴールドレンズ
- Vanguard(黒)/Prizmトランジションエンバーレンズ
- Vanguard/Prizmトランジションコバルトレンズ
- HSTN(黒)/Prizmダークゴルフレンズ
- HSTN(ライトカリー)/クリア→ブラウンに変化するトランジションレンズ

ソフトウェアもアップデート継続
新製品の発表に合わせ、ソフトウェアのアップデートについても発表された。
ひとつめは健康管理機能の強化。Meta AIを通じて音声や写真から食事内容をハンズフリーで記録・解析し、ユーザーの目標に基づいたアドバイスを提供するほか、将来的には食事を認識して自動的にログを作成する機能も予定されている。また、 ハンズフリーでのWhatsApp要約とメッセージ呼び出し機能を早期アクセスプログラム(EAP)で導入する。
ディスプレイを搭載したMeta Ray-Ban Displayでは、Instagramリールの閲覧やSpotifyのパーソナライズ選曲、カレンダーや天気、株価を確認できるウィジェット機能が追加される。その他、指先で表面をなぞって文字を入力する「ニューラル手書き機能(Neural Handwriting)」も近日中に全ユーザーに展開する。
その他、リアルタイムで音声を翻訳する「ライブ翻訳機能」も強化。今夏には日本語も対応する予定だ。
日本でのMeta AIグラス販売も予告
Metaは今回の新製品発表に合わせ、Ray-Ban MetaとOakley MetaのAIグラスの販売地域を拡大すると明言。今後数か月以内に日本・韓国・シンガポール・チリ・コロンビア・ペルーなどの市場に投入するという。
すでに韓国では2026年7月からRay-Ban MetaおよびOakley Metaシリーズが販売開始と報じられている。日本での発売時期や価格など、続報に期待したい。

