2024年9月第3週の最新XRニュース（AR/VR/MR）【9/15～9/21】

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　XR（VR/AR/MR）関連ニュースを週ごとにまとめています。元ネタは英語記事が多め。日々ライブ更新していくので、週の前半はネタが少なく、後半になるほど増えていきます（土曜日の夕方くらいに完成）。

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2024年9月第3週の最新XRニュース（9/15～9/21）

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2024年9月第3週の最新XRニュース（9/15～9/21）

【ハードウェア】 HTC、新型MRヘッドセット「VIVE Focus Vision」発表

参考

Vive Focus Vision Announced with Mixed Reality & Eye-tracking, $1,000 Price & Pre-order Dates

Road to VR

　以前より予告されていたHTC VIVEの新型XRヘッドセット、「VIVE Focus Vision」が正式発表。実態としては完全新型というよりVIVE Focus 3のアップグレード版といったスペックです。

　製品スペックの中で特に目を引くのはアイトラッキング機能（PC接続時に有効）、DisplayPort経由でのPC接続（別売のアダプターが必要）、フェイストラッキングユニット（別売）あたりでしょうか。価格が1000ドルということもあり、現行王者であるMeta Quest 3の競合にはならないと思われます。

　というか、個人的にはコアなVRChatユーザー向けのデバイスだな、という印象。HTCとしては自社メタバースであるVIVERSEにアクセスするためのデバイスにしたいのでしょうが、うまくエコシステムを作れるかどうかが成否のカギになるでしょう。【Road to VR、2024/9/18】

【ハードウェア】 Snap、新型ARグラス「Spectacles（5th Gen）」を発表

　現地時間9月17日に開催された同社の年次イベント「Snap Partner Summit 2024」にて発表。

　第5世代となるSnapのARグラス「Spectacles」、前世代では映像表現に注力するあまり視野角やバッテリー持続時間を犠牲にしていましたが（対角26.3度／30分）、今回の第5世代ではスタンドアロン型は維持しつつ、対角視野角46度、バッテリー持続時間45分と堅実に進化しています。一方で重量は第4世代の134gから226gと大幅増となりました。

　その他、第5世代Spectaclesでは複数端末でのARコンテンツ同時体験やスマホとの連携も可能になるなど、第4世代よりも一般ユーザー向けになっている印象があります。

　また、第4世代のSpectaclesは一部のクリエイターのみに提供する形で一般にはほとんど出回りませんでしたが、第5世代のSpectaclesは開発者プログラムも用意されており、月額99ドルでデバイスの利用とアプリ開発が可能になります。ただし対象は米国のみで、日本でも利用可能になるか現時点では不明です。【Snap、2024/9/17】

【統計】 IDC調査：2024年Q2の世界VR/ARヘッドセット出荷台数、前年比28.1％減

参考

Mixed and Extended Reality Headsets to Drive Strong Growth Through 2028, According to IDC

IDC

　IDCの定期レポートによると、2024年第2四半期におけるAR/VRヘッドセットのグローバル出荷台数は前年同期比28.1％減の110万台に。通年予測でも2024年は前年比1.5％減になると分析しています。

　メーカー別シェア率ではMetaが引き続き首位、以降SONY、Apple、ByteDance（PICO）、XREALと、前期とほぼ同じ顔ぶれです（Appleが前期の2位から3位に）。

　IDCは今後について、発表間近とされるMeta Quest 3S（仮）に代表されるMRヘッドセットが市場回復＆成長のカギになると分析。2024年の670万台から2028年の2290万台と年平均成長率（CAGR）36.3％で推移し、2028年にはMRデバイスが全体の70％を超えると予測しています。【IDC、2024/9/16】

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