XR(AR/VR/MR)関連の用語集、「ら行」のページです(更新継続中)。用語集トップページはこちら。
【ら】
Lighthouse
Valve社が開発した、VRでのトラッキングシステムの規格名。ベースステーションと呼ばれる外部センサーを使用して対応デバイスを追跡する、いわゆるアウトサイドイン(Outside-In)方式のトラッキングシステム。
Lighthouse1.0ではベースステーション2台でトラッキング範囲は3m×4m。バージョンアップしたLighthouse2.0では、ベースステーション最大4台、トラッキング範囲も最大10m×10mに拡張した。
LighthouseはVALVE INDEXやHTC VIVEなどのVRヘッドセットで採用されているほか、Bigsceen Beyond(2023)、MeganeX Superlight(2024予)でも使用される。(読み:らいとはうす)
LiDAR
Light Detection And Rangingの略で、「光検出と測距」「レーザー画像検出と測距」などと訳される。レーザー光を照射し、その反射光の情報を元に対象物までの距離や位置、対象物の形状・性質などを計測する技術のこと。
LiDARの応用としては航空測量や地図作成、自動車の自動運転などが挙げられるが、iPhoneの上位機種にもLiDARセンサーが搭載されており、iPhone一台でデジタル3Dスキャンができるアプリなども出ている。(読み:らいだー)
【り】
リフレッシュレート
Refresh Rate。ディスプレイが1秒間に画面を書き換えられる回数を表す数値のこと。単位はHz(ヘルツ)で表される。リフレッシュレートが高いほど映像は滑らかになるが、グラフィック処理にかかる負荷も高くなる。
VRヘッドセットのディスプレイではリフレッシュレート72~120Hzのものが多いが、VALVE INDEXは最大144Hzまで設定可能。
【る】
ルームスケールVR
Room-Scale VR。ユーザーが部屋サイズ(room-scale)の広さを動き回りながらVR体験すること、またはそれを実現する技術のこと。
ルームスケールVRには3DCGで描かれたバーチャル空間とそれに対応した広さの現実世界のスペース、およびユーザーの位置や姿勢をトラッキングできるシステムが必要。
ルームスケールVRではあらかじめ現実世界側の動き回れる範囲を設定しておき、範囲外に出そうになったときにはVR映像側に警告を表示する仕組みが用意されていることが多い。その例として、Meta Questでは「ガーディアン」、HTC VIVEでは「シャペロン境界」と呼ばれる機能がある。
【れ】
レイテンシー
Latency。データネットワークにおけるデータの送受信の間に生じる遅延のこと。
VR/ARコンテンツにおいてはリアルタイムでのデータ送受信が大量に発生するため、レイテンシーを低く抑えることは重要な課題である。レイテンシーが大きいといわゆる「VR酔い」も起きやすくなるとされている。
Resonite
2023年10月にリリースされたソーシャルVR、あるいはメタバースプラットフォーム。チェコのSoliraxが開発・運営するソーシャルVR「NeosVR」(Neos Metaverse)の旧開発チームが独立して開発したもので、NeosVRと同様の自由度の高さが売り。(読み:れぞないと)
レディ・プレイヤー1
2018年に公開されたアメリカのSF映画(原題:Ready Player One)。監督はスティーヴン・スピルバーグで、原作はアーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』(原題:Ready Player One)。
作中に登場するバーチャル世界「オアシス」や、オアシスのユーザーが装着するVRスーツなど、VRやメタバースに連なる要素が多数登場する。(読み:れでぃぷれいやーわん)
【ろ】
ロケーションベースAR
Location-Based AR。遊園地やテーマパーク、アミューズメント施設で提供されるエンターテイメント(ロケーションベースエンターテインメント、LBE)の一種で、ARを用いたLBEのこと。
ロケーションベースARの例としては、日本のmeleapが開発・運営する「HADO(ハドー)」がある。(読み:ろけーしょんべーすえーあーる)
ロケーションベースVR
Location-Based VR。VRを用いたLBEのこと。
日本国内ではロケーションベースVRを体験できる施設として東京ジョイポリスやティフォニウムお台場、USJの「XRライド」などがある。また、ロケーションベースVRを手がける日本企業にはハシラスやダイナモアミューズメントなどがある。(読み:ろけーしょんべーすぶいあーる)