2024年6月第3週の最新XRニュース(AR/VR/MR) 【6/16~6/22】

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 XR(VR/AR/MR)関連ニュースを週ごとにまとめています。元ネタは英語記事が多め。日々ライブ更新していくので、週の前半はネタが少なく、後半になるほど増えていきます(土曜日の夕方ごろに完成)。

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2024年6月第3週の最新XRニュース(6/16~6/22)

【企業】 Meta、Meta Reality Labsを「メタバース部門」「ウェアラブル部門」に再編成

 第一報はThe Verge(全文読むには要登録)。

 MetaのCTO兼Reality Labs責任者であるアンドリュー・ボスワース氏が社内向けに発表したとされる情報で、メタバース部門にはMeta QuestシリーズやMeta Horizon Worlds、ウェアラブル部門にはRay-Ban Metaスマートグラスなどが配置されるとしています。 【Road to VR、2024/6/19】

【ソリューション】 Varjo、新サービス「Teleport」を発表

 Varjoの新サービス「Teleport」は、iPhoneでキャプチャした環境映像から3Dモデルを生成し、バーチャル空間として遠隔からアクセスできるというもの(表示だけでなく「中に入る」こともできる)。

 環境3Dモデルの生成にはiPhoneで約10分ほど映像キャプチャしたのち、クラウドで数時間かかるようです。生成された3Dモデル表示には現状ハイスペックPCが必要ですが、将来的にはスタンドアロン型VRヘッドセットでも表示可能になるとしています。

 Varjoは先日、同社のサービス「Varjo Reality Cloud」の開発終了を発表しましたが、今回発表されたTeleportはそのバリエーションというか、その一歩先を行く内容のように感じます。Teleportは現在ウェイティングリストが公開中で、一般提供は2024年後半を予定しています。 【Varjo、2024/6/18】

【ハードウェア】 XREAL、新製品「Xreal Beam Pro」をグローバル発表

 中国では5月末に発表されていたXREALの新製品がグローバル発表。

 Xreal Beam Proは既存のXreal Beamの上位互換製品で、同社のグラス型ディスプレイ「XREAL Air」シリーズに接続して使うコンピューティングユニットです。Xreal Beamと比べてディスプレイがあるのが大きな特徴で、外観はAndroidスマホとほぼ同じです。

 さらに背面に2台のカメラがあり、3D写真/動画が撮影可能です。日本の公式サイトでも製品ページがオープンしており、価格は3万2980円(6GB+128GB)、3万9800円(8GB+256GB)。商品の発送は8月上旬からとなっています。 【GamesBeat、2024/6/18】

【統計】 IDC調査:2024年Q1の世界VR/ARヘッドセット出荷台数、前年比67.4%減

 2024年第1四半期のグローバルAR/VRヘッドセット出荷台数は前年比67.4%減。業界全体としてMR(Mixed Reality)に移行していることもあり、AR/VRに限って言えばこの結果は想定内と言えるでしょう。なお、IDCは今回からMRを別項目にしたほか、Extended Reality(ER)の項目も新設しています。

 メーカー別シェア率ではMetaが引き続き首位ですが、Appleが2位にランクイン。以下ByteDance(PICO)、XREAL、HTCという顔ぶれ。まさに発売直後とはいえ、Apple Vision Proのみ、しかも米国のみで2位に入るのか……と思わなくもないです。

 また、IDCは今後に関して、2024年度は前年比7.5%増、2028年までで年平均成長率(CAGR)43.9%の成長を見込んでいます。 【IDC、2024/6/18】

【アプリ】 Niantic、新ツール「Niantic Studio」 を発表

 「Niantic Studio」はXRコンテンツ作成のためのビジュアルエディター兼Webゲームエンジン。同社のARコンテンツ作成プラットフォーム8th WallのGUI版のようなものでしょうか。

 Niantic Studioは現在パブリックベータ版が公開されており、無料で利用することができます。 【Niantic、2024/6/17】

【ハードウェア】 ロジテック、VRデジタルスタイラス「Logitech MX Ink」を発表

 ロジテック公式ブログによる発表はこちら(英語)。

 Logitech MX InkはMeta Quest対応のデジタルスタイラス。Meta QuestのTouchコントローラーと併用(同時接続)できるほか、Questヘッドセットのカメラを通じてスタイラス自体をトラッキングすることもできます。

 同製品はGravity SketchやPaintingVRなど既存のデザイン/ドローイングアプリに対応するほか、PC接続でAdob​​e Substance Modelerでも利用可能とのことです。

 製品価格は130ドル、9月末発売予定(日本での販売時期や価格は不明)。また、本体に合わせて専用の充電スタンドやマットも別途販売予定です。 【Road to VR、2024/6/17】

★その他のニュース

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