マインドフルネスを実現するVRアプリまとめ

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 VRで体験できる瞑想アプリや、それに類するVRアプリを紹介するエントリー。メンタルヘルスを改善し、いわゆる「マインドフルネス」、さらには「ウェルネス」を実現するのに役立つかもしれません。

 全体の傾向として、やはりこの種の体験は継続が重要ということで、サブスクリプション型のアプリが多いです。ただしサブスクリプションでも無料デモパートがあったり、無料のトライアル期間があったりなど、始めるハードルはそこまで高くはないと思います。

 一方で、アプリの大半は英語のみ、日本語未対応です。体験の性質上、「英語がわからないと先に進めなくなる」というものは少ないのですが、特に瞑想アプリはナレーション音声によるガイドがあったり、ナレーションが瞑想へといざなう役割を果たすこともあるため、より高い効果を得るにはやはり一定の英語力は必要になります。

 なお、筆者自身はここで紹介するすべてのアプリをプレイしてはいません。プレイしたものについては適宜感想をつけていく予定です。

瞑想アプリ

TRIPP

【プラットフォーム】 Meta Quest / PSVR2 / Apple Vision Pro
【日本語】 ×
【価格】 無料+月額9.99ドル(年額39.99ドル) / 5940円(PSVR2)
【公式サイト】 https://www.tripp.com/

 Meta Questで体験可能なVR瞑想アプリ。今回紹介するアプリの中では古参の部類(2019年)ということもあってか、Googleトレンドの比較でみる限り、他のアプリよりも圧倒的に知名度がありそうです。また、Apple Vision Proに対応しているところも他に先んじています。

 基本は有料(月額9.99ドル、年額39.99ドル)ですが、無料で体験できるデモがあるので始めるハードルは低め(ただしメールアドレスの登録が必要)。ナレーションは英語のみですが、無料デモだけなら英語がわからなくてもなんとかなるでしょう。

 体験内容はちょっとしたゲーム要素もあるものの、コントローラー不使用で音と映像にひたるだけなので難易度は低め。ただしデモ内には「人によってはVR酔いするかも?」と思われる演出が一か所あります。

Maloka

【プラットフォーム】 Steam / Meta Quest
【日本語】 ×
【価格】 無料
【公式サイト】 https://www.playmaloka.com/

 Malokaverse(マロカバース)と呼ばれるバーチャル島で瞑想体験ができるアプリ。先のTRIPPとは異なり、バーチャル空間を能動的に移動する必要があるなど、ゲーム要素が少しあります。また、最初に「スピリット」と呼ばれるコンパニオンキャラを作成する必要があります。

 実際にプレイしてみたところ、初回のデモパートまではプレイできたのですが、その後のスピリット作成画面でループしてしまい本編に進めない状況に。スマホアプリ版(iOS / Android)との連携も促されたのでスマホ版(Android)も試しましたが、そちらもやはりスピリット作成画面でループに。

 ということでMalokaについてはいったん評価保留です(2024年2月時点)。

Hoame

【プラットフォーム】 Meta Quest
【日本語】 ×
【価格】 月額9.99ドル~(無料デモ+7日間の無料トライアルあり)
【公式サイト】 https://www.hoame.app/

 紹介動画を見るとわかりますが、座禅を組んでインストラクターと対峙するという、「瞑想」と聞いて多くの人が想像するイメージにもっとも近いアプリではないでしょうか。ただし実際のプレイ時には座禅を組まなくてもOKです。

 hoameには無料デモがあり、3つの体験が可能です。1つめは3DCGで描かれたVR空間でひたすらリラックスする内容で、2つめが紹介動画にあるような対面式瞑想体験になっています。おそらくこれが本アプリのメインコンテンツでしょう。

 その対面式瞑想体験ですが、英語ナレーションでひたすらガイドされます。加えて、課金コースではさらにコース選択や記録の設定などもあるようなので、英語が理解できないとたぶんさっぱりだと思います。

 ちなみに3つめの無料デモ体験は、中空に浮かぶフローライト鉱石(Fluorite、蛍石)を眺めながらナレーションにしたがって瞑想するという、なんともシュールなものになっています。もしhoameをインストール&プレイするならぜひ体験してみてください。

Guided Meditation VR

【プラットフォーム】 Steam / Meta Quest
【日本語】 ×
【価格】 1480円(Steam) / 1490円(Quest)
【公式サイト】 https://guidedmeditationvr.com/

(※筆者未体験)

 Steam版のリリースが2016年と、今回紹介する瞑想アプリの中では最古参。

 紹介動画やレビュー記事・動画を見るかぎりでは環境映像+環境音の組み合わせですが、瞑想に入るための指示は英語ナレーションなので、しっかり英語を聞き取れる人でないと最大の瞑想体験は得られなさそうです。

 コンテンツボリュームに豊富な設定、さらに買い切りアプリということでお得感はあるのですが、さすがにこれは上級者向けでしょうか(英語力的な意味で)。

Flowborne VR

【プラットフォーム】 Meta Quest
【日本語】 ×
【価格】 無料
【公式サイト】 https://flowborne.com/

 呼吸法にフォーカスした瞑想アプリ。5~10分程度のコースが合計6つあります。

 操作方法がやや独特で、コントローラーを腹部にあてて、腹式呼吸によるお腹の動きで画面が進むというスタイルになっています。実際にはコントローラーの位置をトラッキングしているだけなのでズルできちゃいますが……。

 また、映像と音響に関しては正直そこまでリッチではなかったり、コースこそ違えどやることは1パターンだけだったりと、全体的にはちょっと物足りない感じ。

 App Labタイトルということもあってまだ開発途中なのかもしれませんし、とりあえず現時点では無料なので、とりあえずいろいろやってみたいという人は一度試してみてもよいと思います。

Realms of Flow

【プラットフォーム】Steam / Meta Quest
【日本語】 ×
【価格】 1480円(Steam) / 1490円(Quest)
【公式サイト】

(※筆者未体験)

 VR瞑想の定番、「ゆっくり自動的に流れていく映像に合わせて深呼吸などの軽いインタラクションをする」タイプの瞑想アプリ。2024年3月時点で計13個の瞑想体験映像があります。

 完全有料アプリですがSteamには無料デモがあるので、ゲーミングPCを持っていればQuestユーザーでも体験可能。ただし例によって日本語未対応(英語・ドイツ語のみ)です。

Novobeing

【プラットフォーム】 Meta Quest / Apple Vision Pro(※予定)
【日本語】 ×
【価格】 無料
【公式サイト】 https://www.novobeing.com/

 2023年リリースのまだ新しい瞑想&リラクゼーションアプリ。まだアーリーアクセス版ですが、将来的にはライブ講習やスマートウォッチとの連携なども構想に入っています。今後追加予定の内容(※2024年4月時点では非公開)をみるに、どこかのタイミングで有料に切り替わるでしょう。

 本アプリ、2024年2月時点では9つの体験が無料でプレイできます。基本的にはすべて呼吸による瞑想・リラックスを促す内容で、いずれも1プレイ5~10分程度。すべて呼吸式ということで一見単調に思えますが、実際にやってみると映像・BGMともバラエティに富んでおり、飽きが来にくいです。

 今ならすべて無料という点も含め、今回紹介するアプリでどれか1つだけプレイするなら、個人的にはこのnovobeingを強くおすすめします(2番手はTRIPP)。

Alo Moves XR

【プラットフォーム】 Meta Quest 2/3/3S/Pro (※2024年後半リリース予定)
【日本語】 ×
【価格】 未定
【公式サイト】 https://www.alomoves.com/

 2024年後半にMeta Quest 3でリリース予定のアプリ。サービスそのものは以前よりiOS(iPhone/iPad)で提供されており、ヨガ・フィットネス・マインドフルネスなど幅広いカテゴリを扱っています。マインドフルネスのカテゴリがあるのと、Meta Quest 3のMR機能を活用するということで本記事でも紹介します。

 サービスとしてはインストラクターによるガイドを受けながらヨガやフィットネス、瞑想体験を行う形式。Meta Quest 3でのサービスにあたっては、日本語対応の有無がカギになるでしょう(現時点では英語のみ)。

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