XR(AR/VR/MR)用語集【ま行】

XR(AR/VR/MR)用語集 - ま行

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【ま】

Microsoft

 米国のテクノロジー企業のひとつで、いわゆるGAFAMの一角。PC用OS「Windows」やオフィスソフト「Office」、検索エンジン「Bing」、クラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」、タブレットPC「Surface」、ゲームコンソール「Xbox」など、多岐にわたる製品やサービスを開発・提供している。

 XRの分野では、MRヘッドセット「HoloLens」を開発・販売。また、Azureを利用したMRプラットフォーム「Microsoft Mesh」も2024年に一般提供開始予定である。(読み:まいくろそふと)

Magic Leap 1 / Magic Leap 2

 米スタートアップMagic Leap社が開発したARヘッドセット。Magic Leap One(後にMagic Leap 1に改称)は2018年8月に開発者版が販売開始(日本では2020年6月に一般販売開始)。後継機のMagic Leap 2は2022年9月に発売された(日本では2023年10月に一般販売開始)。どちらもプロセッサー&電源ユニットをグラス部から分離し、ケーブルで接続するタイプなのが特長。

 2019年、日本のNTTドコモはMagic Leap社と資本業務提携し、2.8億ドルの出資を行っている。(読み:まじっくりーぷわん/まじっくりーぷつー)

【み】

ミラーワールド

 現実世界の都市や社会のすべてを1対1でデジタルツインとして再現した世界のこと。

 現実世界の物理的なシステムやプロセスをデジタル上に再現し、予測や検証など産業目的で利用することが主眼のデジタルツインに対し、ミラーワールドは現実世界をコピーし、その中で社会活動までできるようなデジタル空間を指す。ミラーワールドはデジタルツインの集合体とも言える。

【め】

MakeAvatar

 Gugenkaが開発・提供している3Dアバター作成スマホアプリ(iOS/Android)。アプリで作成したアバターはVRChat・Virtual Cast・DOORなどの外部サービスと連携し、各サービス内で使うことができる。ただしVRChatへのアップロードには有料チケットが必要。

 また、アプリで作成した3Dアバター以外にも、アプリ外で作られたオリジナル3DアバターをVRChatにアップロードすることが可能。通常はUnityでの作業が必要なアップロード工程を大幅に簡略化することができる。(読み:めいくあばたー)

Meta

 米国のテクノロジー企業のひとつで、正式名称はメタ・プラットフォームズ(Meta Platforms, Inc.)。ソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」を開発・運営する企業としてスタートしたが、2021年に現在のMeta社に社名変更。メタバース企業への移行を目指している。

 Facebook時代の2014年にはパルマ―・ラッキー率いるOculus VRを買収。Oculusブランドで2016年にVRヘッドセット「Oclus Rift」(製品版)を発売したのを皮切りに、Oclus Go、Oculus Rift S、Oculus Quest(現Meta Quest)、Meta Quest Proなど、VR/MRヘッドセットを継続的に開発・発売している。

 また、Meta Quest 2などのVRヘッドセットを使用して体験するメタバース「Meta Horizon Worlds」も開発・提供している。(読み:めた)

Meta Quest

 Meta(旧Facebook)が開発したVRヘッドセット。PCやワークステーションに接続しなくても単体で駆動するスタンドアロン型。2019年5月21日発売。発売当初は「Oculus Quest」の名称だったが、Meta社の社名変更に伴い、さかのぼってMeta Questに改称された(後継機のMeta Quest 2も同様)。

 後継機として「Meta Quest 2」(2020年10月13日発売)、「Meta Quest 3」(2023年10月10日発売)があるほか、MRに照準を合わせた「Meta Quest Pro」(2022年10月25日発売)もある。(読み:めたくえすと)

メタバース

 Metaverse。インターネット上に作られた仮想空間のこと。ユーザーは自身の分身となるアバターとしてメタバースに入り、さまざまな活動を行う。

 メタバースの定義はまだ十分に定まっていないため、その構成要件についてはさまざまな議論がある。語源は「超越(Meta)」と「宇宙(Universe)」を組み合わせた造語で、ニール・スティーヴンスンのSF小説『スノウ・クラッシュ』(1992)が単語の初出とされる。

Meta Horizon Worlds

 Metaが提供するメタバースプラットフォーム。MetaのVR/MRヘッドセット(Meta Quest 2/3/Pro)を通じてアクセスできるほか、将来的にはスマホアプリやWebブラウザからもアクセスできるようになる予定。

 Meta Horizon Worldsではアバターを通じてユーザー間コミュニケーションを楽しめるほか、ユーザー自身が独自にワールドやアイテムを作成することもできる。また、アイテムは売買が可能で、販売利益を上げることも可能となっている。

 2024年4月現在では米国・カナダ・フランス・英国など一部の国・地域でのみ利用可能で、日本からは利用できない。(読み:めたほらいずんわーるど)

モーションキャプチャ

 Motion Capture。人体や物体の動きを取り込んでデジタルデータ化する技術のこと。

 モーションキャプチャの方式には光学式/慣性式/ビデオ式などがあり、それぞれ長所・短所がある。また、人体の場合は全身だけでなく、表情や手指など特定部位のキャプチャに特化したデバイスやソリューションもある。

 XRの分野ではアバターへの適用例が多く、プレイヤーの動きをバーチャル空間内のアバターに反映させたり、VTuberのアバター(2D/3D)に反映させるのに利用される。