2024年6月第2週の最新XRニュース(AR/VR/MR) 【6/9~6/15】

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 XR(VR/AR/MR)関連ニュースを週ごとにまとめています。元ネタは英語記事が多め。日々ライブ更新していくので、週の前半はネタが少なく、後半になるほど増えていきます(土曜日の夕方ごろに完成)。

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2024年6月第2週の最新XRニュース(6/9~6/15)

【資金調達】 Distance Technologies、270万ドルの資金調達。メガネ不要のXR体験を開発

 新興のXRスタートアップDistance Technologiesが、プレシードラウンドで270万ドルの資金調達とともに表舞台に登場しました。

 Distance TechnologiesのCEOはVarjoの創設者兼CTOであるUrho Konttori氏。同社では、スマートグラスやARグラスなどのメガネ型デバイスを着用せずにAR/MR体験ができるシステムの開発を進めています。

 グラス不要のARの例としては自動車のフロントガラスにARコンテンツを表示するAR HUDなどがありますが、Distance Technologiesはそれをより広範な場所に持ち出したいようです。

 顧客ターゲットとしては自動車・航空・防衛業界などを視野に入れており、今月開催のAWE USA 2024でクローズドの技術デモを行うとしています。 【GamesBeat、2024/6/13】

【ハードウェア】 Apple Vision Pro、6月28日より国内販売。価格は約60万円から

 米国時間6月10日から開催中のWWDC 2024で発表。日本のApple公式サイトにもApple Vision Pro商品ページができました。

 日本では6月14日から予約受付開始、28日発売というスケジュール。価格はストレージ256GBモデルが59万9800円、512GBモデルが63万4800円、1TB版が66万9800円となっています(いずれも税込)。

 価格や用途からして日本でもそこまで大量に売れはしないでしょうが、まずはアプリ開発者にとっては朗報でしょう。日本発のグローバル受けするアプリが出るかどうか、期待です。 【Apple、2024/6/10】

【ハードウェア】 キヤノン、Apple Vision Proの「空間ビデオ」も撮影可能なレンズを発表

 キヤノン公式プレスリリースはこちら

 製品名は「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」。2024年内の発売を目指しており、価格は未定。Apple社製品以外では初の「空間ビデオ(Spatial Videos)」対応入力機器になるとしています。

 キヤノンはまた、これとは別にVR映像撮影専用のRFレンズ「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」も発表。こちらは6月28日発売、価格はオープンプライスです(直販価格19万2500円)。 【AV Watch、2024/6/11】

【ハードウェア】 Blackmagic Design、Apple Vision Proのイマーシブ動画対応カメラを発表

 Blackmagic Design公式プレスリリースはこちら

 上記キヤノンと同じくして、Blacikmagic DesignはApple Vision Proのイマーシブ動画(Apple Immersive Video)に対応するカメラを発表しました。

 イマーシブ動画撮影専用のデュアルレンズカメラ「Blackmagic URSA Cine Immersive」 は一眼あたり8160×7200の解像度、リフレッシュレート90Hzの3D動画を撮影可能。撮影した動画は同社の動画編集ソフト「DaVinci Resolve」で編集可能になるとのこと。発売時期は「2024年後半」、価格は未定です。 【Engadget、2024/6/10】

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